ひとまず1クール目終了。全体通してとても面白かった。大河内さんのシナリオ作品はネット上で評判の悪いものも含めて好きなものが多かったので期待していたのだけど、その期待に答える作品になっていたと思う。序盤は学園ものとしてライトに見やすい仕上がりながらもキャラクターの関係性でしっかり惹きつけ、10話以降のクライマックスでは圧倒的な展開の加速感で魅せる構成。強烈なクリフハンガーには完全にやられた……という気持ち。
映像面でも、変則的な放送日程やクレジットからも相当に逼迫した状況で作られていたことは窺えるが、少なくとも画面上においてはそれを感じさせないハイクオリティな出来。中盤までの決闘のシチュエーションでの戦闘と、終盤の命のやり取りが生じる戦闘、意味合いは違えどもいずれも見応えのあるものになっていた。
何はともあれまだまだ第一クールなので、ラストの展開を踏まえての第二クールでどこまで加速してくれるのか、とても楽しみ。
