オバケ大統領

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第2クールのオバケ大統領のレビュー・感想・評価

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とにかく、悲劇的な展開にならず大団円で終わってくれてオジサンはホッとしている。今作でガンダムの世界に初めて触れた人も多いと聞く中、世界にはまだ問題は多いし、全てを解決することはできないけど、希望はある。という終わり方を示してくれたことは評価したい。
ガンダムという作品群は大人の事情(戦争)に巻き込まれて否応なく成長していく若者(子供達)の物語というのが基本形だと思っていたが、今作はまあ戦争要素もあるけど、別の対立軸(親と子とか)の比重が大きく、かつ第一期の学園物の印象が強いため、若い視聴者がよりリアルに感じるというか受け入れやすい話になっていたのではないでしょうか。
そういう物語でやたら若い命が散っていくのを見るのは忍びないと思っている身としては、今作のようなエンディングは「良いもの見たな」という気持ちで終われて嬉しいのです。