平田一

異世界チート魔術師の平田一のネタバレレビュー・内容・結末

異世界チート魔術師(2019年製作のアニメ)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

ようやっと見終えたけれど、恐ろしいほどチープだった。

異世界チート魔術じゃなくて、異世界チープ魔術でしょ(いやホント、冗談抜き)。

手垢のついた設定を、手垢のついたアニメーションに芸なくまとめていることや、主人公の頭の悪さ、リアリティの皆無ぶり(ここでは物語に最低でも求められる説得力)、記号的な役割でしか動いていないあるキャラと、考えていけばいくほどゲンナリが悪化するし、拳ひとつで活路を開く描き方のバカっぷり。そもそもトーンでドジを踏んでるとしか思えぬこのアニメ、久しぶりに開いた口が塞がらない出来でした。

ヒロインの髪型も初っぱなからリアリティの欠片もなくってドン引きだったし(いくらこれがアニメだって、アレは流石にどうかと思う)、悪役も記号すぎて、知能指数が下がった気分。

いっそもっとコミカルさを出してた方が良かったよ(そうすれば緩急がもっとつけたと思ったし)。

唯一救いがあったとしたら、ミューラってエルフの女の子が本当に可愛かった。腰まで届く長い髪と、無愛想と笑顔のギャップの破壊力が素晴らしかったし、敵に捕らえられた際の妖艶さも半端なくって(またそこかいw)、このヒロイン追ってるときだけメチャクチャアニメ見てました。特にOVA終盤の凛と踊っている場面はちょっと百合的な感触があって、結構良かったです(百合ものメチャクチャ好きなので)w

大分ぶっちゃけちゃいましたけど、ミューラだけを見ていく分にはホント問題ないんだけれど、それ以外は残念ながらウンザリする出来でした。

スマートフォンもそうだったけど、そろそろこの手のやめません?
平田一

平田一