一般的に評価される部分については劣等生と評価されてしまう主人公ですが、実は隠し持った唯一無二な才能があるというありがちといえばありがちな設定です。
個人的には落ち着いていてクールな主人公もSF的な世界観も男女のキャラ数のバランスも描き方も好きでしたし、中だるみせずテンポよく進んでいく展開で全体的にとても楽しく見る事が出来ましたが、好みは人それぞれなので「こういう人にはオススメできない」という項目を書いておきます。
・クールな天才主人公が無双する作品を好まない人
・説明のない固有名詞が多く出てくるのが嫌な人
・高校生が躊躇いなく人を殺す描写が受け付けない人
・基本的には魔法をSF的に描いている印象なので「魔法はもっとファンタジーしてないと嫌」という人（古式魔術などはファンタジーな雰囲気があります）
「二つ名」的な名称が飛び交う場面がちらほらあるのがかなりチープに感じてしまったのでスコアを0.5減らしましたが、それ以外は満足できましたし「なろう系作品」の中ではかなり高水準な作品だと感じました。
勿論、それぞれの好みがあると思うので間違いなく面白いと太鼓判を押してオススメはしませんが、何かしら興味を持った人は見てみても損はしないと思います。
