アルプス物語 わたしのアンネットを配信している動画配信サービス

『アルプス物語 わたしのアンネット』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

アルプス物語 わたしのアンネット

アルプス物語 わたしのアンネットが配信されているサービス一覧

『アルプス物語 わたしのアンネット』が配信されているサービスは見つかりませんでした

アルプス物語 わたしのアンネットが配信されていないサービス一覧

Prime Video
U-NEXT
DMM TV
Rakuten TV
FOD
TELASA
Lemino
ABEMA
dアニメストア
Hulu
Netflix
WOWOWオンデマンド
アニメタイムズ
Roadstead

アルプス物語 わたしのアンネットの作品紹介

アルプス物語 わたしのアンネットのあらすじ

アルプスの山と牧草地に囲まれた小さな村・ロシニエールに住むアンネットとルシエンは幼なじみ。兄妹のように仲良しだった二人でしたが、ある日ルシエンは、些細なことがきっかけでダニーが飼っていたオコジョのクラウスを谷底に落としてしまいす。そして、クラウスを助けようとしたダニーも谷に落ちてしまい、その時のケガがもとで、ダニーは一生松葉杖が必要な体になってしまいます。アンネットは激しくルシエンを憎むようになり、ルシエンもまた、村から孤立していきます。

アルプス物語 わたしのアンネットの監督

楠葉宏三

アルプス物語 わたしのアンネットの脚本

吉田憲二

大塚汎

アルプス物語 わたしのアンネットのキャラクターデザイン

竹松一生

アルプス物語 わたしのアンネットの主題歌/挿入歌

潘恵子

『アルプス物語 わたしのアンネット』のエピソード情報

アンネットとルシエン

アルプスの山と牧草地に囲まれた小さな村・ロシニエール。おてんばな少女アンネットは、両親と幸せに暮らしていた。一方、アンネットの幼なじみのルシエンは、木彫りが得意な少年。そんなアンネットの家に、二人目の子供が産まれようとしていた。

ソリ競争の日に

ロシニエール村に冬がやってきた。毎年恒例ソリ大会当日、村の人々が見守る中、アンネットとルシエンはそれぞれに予選を通過。しかし、惜しくも決勝戦で負けてしまった。そこへ、フランシーヌが倒れたという知らせが入る。

愛と悲しみと

クリスマスイブの夜。アンネットが教会から戻ると、家にヨハン医師が来ていた。いよいよ赤ちゃんが産まれるのだ。赤ちゃんは念願の男の子。だが、フランシーヌは赤ちゃんをアンネットに託すと、静かに、息を引き取るのだった。

おかあさんになったアンネット

産まれたばかりのダニーを残して、天国へ行ってしまったフランシーヌ。悲しみでいっぱいのアンネットは、マリーやルシエンに励まされる。翌日から、ダニーのお母さん代わりとして張り切るアンネットの忙しい日々が始まった。

あたらしい家族

ダニーの世話と家事の手伝いのため、クロードおばさんがやってきた。気難しそうなおばさんと、うまくやっていけるか心配になるアンネット。しかし、おばさんが働きだすと、家の中はキレイに片付き、アンネットの生活も規則正しくなるのだった。

牧場にて

アルプスに夏が来た。アンネットとルシエンは、牛を山の牧草地へ移動させるため、お父さんと共に山小屋へと向かう。お父さんは夏の間、ここで牧草を刈ったり、チーズを作ったりするのだ。山小屋での生活に大はしゃぎのアンネットとルシエン。

チーズを作ろう

山小屋でお父さんのチーズ作りを見学するアンネットとルシエン。山を降りて数日後、アンネットは、ドイツ語を話す品の良い少年と出会う。やがて新学期が始まると、その少年が転校生としてやってきた。少年の名前はフランツ。

秋まつりの日に

秋まつりの日がやってきた。チーズの品評会で、お父さんが作ったチーズは第3位に選ばれた。アンネットは大喜びする。そして、楽しい音楽とダンスで、ロシニエール村はにぎわうのだった。

村に汽車がやって来た

5年の歳月が流れたある日、ロシニエール村に汽車がやってきた。開通式の日。駅では盛大なセレモニーが開かれる。アンネットはダニーの願いで、汽車を見物しに駅へ行く。好奇心から車両に乗りこむ二人。その時、汽車が動き出してしまうのだった。

ふたりの冒険旅行

走り出した汽車に大あわてのアンネット。ところが、客室にまぎれこんだダニーは、あわてるどころか美しい車窓の景色に見とれてばかり。その時、偶然にもルシエンの姉マリーと出会う。冒険旅行は終わりを告げ、二人はマリーと帰路につくことになる。

クリスマスの贈り物

クリスマスイブの夜。プレゼントがもらえると信じるダニーは、こっそりと裏の戸口に赤いスリッパを出しておく。翌日、そのスリッパには小さなオコジョの赤ちゃんが入っていた。大喜びのダニーはオコジョを「クラウス」と名付け、世話に夢中になる。

白い森のできごと

ロシニエール村の森に、二人の猟師がやってきた。森を荒そうとしていることに気づいたアンネットとルシエンは、猟師の妨害をすることにした。森の動物たちを守る作戦は大成功。怒った猟師たちは反撃しようとするが…。

すれ違うこころ

クロードおばさんから手鏡をもらったアンネット。ところがルシエンのいたずらで、手鏡にヒビが入ってしまった。そんな時、ルシエンの家をダニーが訪れる。ルシエンは自慢の木彫りをダニーに見せるが、クラウスが木彫りを壊してしまう。

おそろしい出来事

アンネットはルシエンを誕生日パーティーに呼ばないつもりとダニーから聞かされ、ルシエンはショックを受ける。ダニーにやつあたりするルシエン。その言い争いから、ルシエンはクラウスを崖に突き出し、助けようとしたダニーは崖から落ちてしまう。

ダニーを助けて!

ルシエンの様子がおかしいことに気づいた母のモレルは、ダニーのことを聞き出すと、アンネットの家へ知らせに行く。ダニーは崖下で気を失っていた。幸いにも足をケガしているだけで、クラウスも無事だった。喜ぶアンネット。

病院

アンネットはお父さんと共に、ダニーを隣町の病院へ連れていく。夕暮れ時、マリーに付き添われたルシエンは、病院帰りのアンネットたちに謝ろうとするが、アンネットの心は閉ざされたままだった。

森の老人

マリーに励まされ、学校へ行くルシエン。しかし、アンネットに無視され、ジャンたちからは事件のことをあれこれ聞かれ、いたたまれなくなったルシエンは、森へ向かう。森で動物の木彫りを彫る時だけ、ルシエンは心の安らぎを感じるのだった。

ダニーの松葉杖

ダニーがケガをして1ヵ月。松葉杖で歩く練習をするよう医者から言われる。学校でピクニックに行った日、釣りをしていたルシエンは足をすべらせズブぬれになる。それを見て笑うアンネット。二人の間に一瞬なごやかな空気が流れた。

思いがけない診断

ルシエンは森のペギンじいさんの家を訪ねる。ルシエンはペギンじいさんに木彫りを教わり、ダニーのために「ノアの方舟」を作ろうと決意する。一方、アンネットとお父さんは、医者からダニーの足が治らないことを告げられてしまう。

ノアの方舟

アンネットとお父さんは、医者の診断結果をダニーに隠す。ルシエンは完成した「ノアの方舟」を持ってアンネットの家を訪れた。ダニーが治ると思いこむルシエンに腹を立てたアンネットは「ノアの方舟」を投げ捨てる!

罪の重さ

落ちこむルシエンに、ペギンじいさんは自分の過去を語る。それは、かつて銀行強盗の罪を犯し、家族を苦しめてしまったというものだった。罪を償うために努力する……ルシエンの心は、ペギンじいさんの言葉に動かされる。

ダニーの宝物

ダニーはアンネットが投げ捨てたルシエンの方舟を見つけて、大喜びする。その様子を見たアンネットは、自分がそれを捨てたとは言えなかった。そこへルシエンがやってきて、それを作ったのは自分だとダニーに打ち明けるが、アンネットは無視する。

悲しい嘘

ダニーの足が治らないことを聞かされたマリーは、お母さんと共にあらためてバルニエル家へおわびに訪れる。そこへ、ダニーが帰宅。裏口から入ったダニーは、自分の足が治らないことを知ってしまった。ショックを受けて泣きじゃくるダニー。

アンネットの涙

ダニーの姿が家から消えてしまった。ダニーは洞穴に迷いこみ、出られなくなっていたのだ。そこへアンネットとお父さんが駆けつけ、無事にダニーを救い出す。ダニーは、いつもの甘えん坊のダニーに戻っていた。アンネットは嬉しさに涙ぐむのだった。

おもいでの牧場

アンネットはお父さんと共にアルプスの山小屋へ向かう。今年はダニーも一緒だ。ダニーはルシエンに「僕のことはもう心配しないで」と話す。それを聞いたルシエンは、ダニーのためならどんなことでもすると心に誓うのだった。

遠い雲遠い日々

ルシエンを許すことができないつらさに涙するアンネット。そんな時、マリアンがジャンたちとのピクニックへ誘いにやってきた。ピクニックの日、アンネットとルシエンは久しぶりにみんなと楽しい時を過ごし、仲直りできそうな予感を感じるのだった。

ニコラス先生の教え子たち

ニコラス先生が山登りを兼ねて、みんなの様子を見に訪れた。ところが、突然山に霧が発生。お互いの姿が見えない状況の中、アンネットは勇気を出してルシエンに話しかける。ルシエンはアンネットが声をかけてくれたことが嬉しかった。

展覧会にむけて

学校の展覧会が近づいていた。アンネットはルシエンの家で作りかけの木彫りを見る。その出来映えに感心するが、不びんなダニーを思い出すと再びルシエンへの憎しみがよみがえり、アンネットは木彫りを壊してしまうのだった。

こわされた夢

ルシエンは、壊れた木彫りを見つけてショックを受ける。展覧会当日、優勝したのはアンネットのセーターだった。その時のアンネットの様子を見て、自分の木彫りはアンネットが壊したと確信するルシエン。一方、アンネットは…。

後悔の涙

アンネットは自分のしたことを悔やんでいた。ルシエンも気力を無くし、学校へ行かずにあちこちをさまよっていた。翌日、ルシエンは通学途中で、通りかかった荷馬車に乗りこむ。荷馬車はルシエンを乗せたまま動き出すのだった。

峠へつづく道

ジャンたちとルシエンを捜すため森へ出かけたアンネットは、そこでペギンじいさんに出会う。アンネットは、ルシエンがどんな思いで木彫りを作っていたかをペギンじいさんから聞かされ、ルシエンに真実を打ち明けようと決意するのだった。

伝えたい真実

アンネットは、自分の罪をみんなが知った時のことを思うと不安だったが、それでも本当のことを話すべきだと感じていた。翌日、アンネットは学校でルシエンに木彫りのことを話そうとするが、ルシエンはそれを拒むのだった。

勇気ある告白

ルシエンに告白を拒絶されて苦しむアンネット。アンネットは思いつめ、クロードおばさんにルシエンの木彫りを壊したことを打ち明ける。一方、ルシエンは、新たな気持ちを感じていた。また木彫りをやりたい、最初から何もかもやり直そうと。

さようならフランツ

フランツがローザンヌへ転校することになった。フランツはアンネットとルシエンを呼び出すと、二人に仲直りしてくれるよう頼むのだった。そんなかけがえのない友だちのために、ルシエンはプレゼントの木彫りを彫る。

心の扉をひらいて

大雪の中アンネットは、身動きできないでいた。その時、誰が通りかかり、アンネットは救いを求める。それはルシエンだった。アンネットは木彫りの件を謝る。ルシエンにもわだかまりはなく、二人はようやくお互いの心を開きあう事ができたのだった。

よみがえった友情

ようやく家にたどりついて手当てを受けたアンネットは、あらためてルシエンと仲直りをする。そして、アンネットはニコラス先生にルシエンの木彫りを見せ、すべてを打ち明けた。先生はルシエンにも展覧会の賞をあげると約束してくれるのだった。

二人のたからもの

ニコラス先生は、ルシエンの木彫りに賞をあげると発表してくれた。ほうびに写真集をもらうルシエン。ルシエンはそれがアンネットのものだと気づいて返そうとするが、アンネットも受けとらない。そこで二人は、写真集を毎月交代で持つことにした。

ルシエンの誓い

アンネットはソリ大会に出たいという願いを叶えてあげたくて、ダニーにソリを教えることにする。一方、ルシエンもダニーへの償いのためと思い、専用のソリを作る。ソリ大会の日、ダニーは途中で転ぶが、みんなはダニーに拍手を贈るのだった。

吹雪の峠をこえて

どんな骨折の患者も治すことで有名な先生がいる。ルシエンは、そのギベット先生にダニーを診てもらえないかと考える。意を決したルシエンは、家を抜け出してペギンじいさんにお金を借りに行き、一人でモントルーへと続く吹雪の峠に向かうが…。

立ち上がれルシエン

吹雪の中で、力尽きて倒れてしまうルシエン。しかし、ダニーのことを思い出し必死に起き上がると、いつしか吹雪はやみ、ルシエンはついに峠を越えることができた。そして、疲れた体でギベット先生がいるホテルを目指すのだった。

ダニーを診てくれますか

事情を聞いて戸惑うギベット先生。だが、命がけで自分に会いに来たルシエンと、ルシエンに大金を渡した老人のことが気になり、ロシニエール村へ向かうことにする。ダニーはギベット先生の診察を受け、ローザンヌの病院で手術することになった。

ペギンじいさんの秘密

ペギンじいさんの元へ、アンネットがギベット先生を連れてやってきた。二人は30年間、生き別れていた親子だったのだ。そのことに薄々気づいていたギベット先生は、ペギンじいさんに「一緒に暮らそう」と話しに来たのだった。

希望の町ローザンヌ

ローザンヌに着いたアンネットとダニーは、町の大きさに驚くばかり。二人はギベット家で夫人のエレナと子どもたちを紹介された。ダニーと二人きりで過ごしていたアンネットは、見知らぬ遠い町に来ていることを実感し、自分を励ますのだった。

ギベット家のひとびと

入院の日を迎えたダニーは、アンネットに連れられて病院へ行く。その夜、手紙を書いていたアンネットは、突然ロシニエール村が恋しくなって泣きじゃくる。そんなアンネットを、エレナはやさしく励ましてくれた。

手術の日

ダニーが手術を受ける日がやってきた。アンネットは不安がるダニーを勇気づけて、手術室へ送りだす。夕暮れ時、ようやく手術は終わった。ギベット先生は手術が成功したことをアンネットに告げる。喜びをかみしめて涙ぐむアンネット。

再会

ダニーの手術が成功したという知らせは、すぐにロシニエール村へ届いた。ルシエンはダニーが無事だった喜びと、罪の意識からの解放感を感じる。そんな時、ローザンヌへ転校していたフランツが病院を訪ねてきた。久しぶりの再会を喜びあう二人。

輝く光の中で

お父さんとルシエンがダニーの様子を見にローザンヌへ来た。みんなが見守る中、ダニーのギブスが外される。ヒザは曲がるようになっていた。3週間後、退院の日を迎えたダニーとアンネットは、懐かしいロシニエール村へ帰ってきた。

友情よ永遠に

ロシニエール村に春が訪れ、ダニーは元気に牧場を走り回っていた。数日後、アンネットやルシエンは卒業式を迎える。それぞれの道を進む子供たちは、お互いに変わらぬ友情を誓いながら、未来へと歩き始めた…。

『アルプス物語 わたしのアンネット』に投稿された感想・評価

-
0
贖罪とか、赦しとか。
色々と胸糞悪い。

クラウス(オコジョ)
 世界名作劇場第9作。名劇の中でもマイナーだし人に勧める気はないが、個人的には大好きな作品だ。
 
 舞台設定は『ハイジ』と同じスイスの山中にある田舎村で、途中で汽車が開通するエピソードがあるため時代も近いと思われる。実際美術監督は当初『ハイジ』の井岡雅宏が務める予定だったが、ロケハン中に病気に倒れてしまう。後を継いだのは『トム・ソーヤー』の阿部泰三郎だ。ほかにも、大型犬やチーズ作り、雪ソリなど、『ハイジ』を思い出させるエピソードが多数登場する。
 
 主人公はアンネットという少女だが、実質的には幼馴染みの少年ルシエンとのダブル主役と言えるだろう。『ハイジ』では原作から取り除かれたキリスト教色が本作では生かされており、罪を購うことと罪を赦すことを主題にしている。14話で迎える急転直下により物語のトーンは暗転し、かなり長いこと鬱々とした展開が続く。しかし、それだけに和解のシーンが感動的になる。名劇にしては珍しく主人公たちは年相応だし、人間の弱さとか欠点を誤魔化さずに描いているところが良い。
これもまた素晴らしい名作。

罪と罰と赦しの物語。

「おそろしいできごと」は
ホントに
おそろしいできごと。