このレビューはネタバレを含みます
新年早々こんな美麗な生命讃歌を見れるとは。「ロー・ファンタジー」アニメーションの最高峰ですよ。
見えざるモノが視えてしまう女の子・羽鳥チセ。そんな彼女を買った異形の魔法使い・エリアス。二人と彼らと関わっていく生命の物語。
これがすべての生命讃歌『魔法使いの嫁』です。
間違いなく出会えたことが奇跡のような名作です。優しいけど残酷で、美麗で見事なファンタジー。これを見ると『パンズ・ラビリンス』も観たくてしょうがない!
ボクのオススメポイントは、ホント沢山あるんです!ですが語り尽くすには、限界で一個だけ。
ボクはチセの生きざまに何度も心が救われました。時には本当に、大変で辛いこともありました。それでもフィクションの存在が乗りこえて、救うたび、現実を生きるボクにもちょっぴりパワーをくれました。初めはチセを利用しようと動いていたエアリアルも、いつしか彼女を助けることを優先して助け合う。レンフレッドもアリスも徐々に二人のために助力する。
後半のキーパーソン・ステラはチセに生きる上での大切なヒントをくれる。外道に隠れたカルタフィリス/ヨセフも彼女に救われる。もっともこちらは同族嫌悪のためにこじれた関係性w
チセが前を向く度に、彼女は己の限界を、己の強さを学んでいって、自分を新たに積んでいく。それが見ているボクの心を何度も灯してくれました。そして明日を頑張ろうと、背中を押してくれました。
現在、世界はスッゴク不安定で不穏です。そんな疲れてしまった時に、本作はほんのちょっとの灯しを与えてくれるはず。
Blu-rayや関連のOAD制覇して、色んな人にオススメをしたい不朽の名作です。
明日から新年最初のお仕事頑張ります!
ありがとう(^o^ゞ