アトロクで話題になってたから見てみたんですが、噂の通りストップモーションにしか見えないCGがスゴすぎる〜。キャラたちの表面にフェルトの細かい産毛みたいなのが見えるのとか人形にしか見えない〜！
河童やら天狗やら神様たちが暮らす山で生活している少女"おなり"と大きい体の優しい"なりどん"。二人の穏やかな日々が続くはずが村を脅かす「ONI（鬼）」が力を増す鬼月が近づいてきて……というお話。
自分らも妖怪なのになんで鬼？を恐れてるんだ？？など、序盤は日本人だからこその感覚的な「？」があったんですが、その「ONI」の解釈も最後になるにつれてナルホド！！といった展開につながっていく。
正直おなりのアイデンティティ周りは割とパターンが読めたし、校長分かってんなら最初から何とかしとけやとか、モリノコって何だったの？とかやや疑問が残る部分はあるが、社会の分断や異質の排除といった悲しいことは無意味だよ、本当に見直すべきはそこじゃないよというメッセージは日本からアメリカへ活躍の場を移した監督の作品だからこそなのかなーと思ったりした。
