ゲームは未プレイでぼんやり設定とか知ってるレベルで、小島秀夫監督の絶賛を読んだ後ヒロインのルーシーに一目惚れしたのでどれ観てみるかー、くらいの軽さで再生。
結果止まらずに最後まで一気見。
何年振りだろうか、アニメを一気見するなんて。
それどころかアニメ自体最近はほとんど観てなかったのに、あっという間に引き込まれた。
もちろん話数が全10話と少なめだというのあるんだけれど、とにかくこの先を観たい!という欲求に突き動かされた。
まずOPにフランツ・フェルディナンドを使ってる時点で最高。
人間の頭が弾けたりバラバラになったりグチャグチャになったりする容赦のない暴力描写、そして女性キャラの全裸だったりナイトシティの終わってる感(モールでゲロ吐いてる女とか道端で股間に何かを装着して気持ちよくなってるオッサンとか)やクソみたいな貧富の差、掃き溜めみたいな暮らしだったりと絶対にテレビアニメどころか劇場映画でも厳しいような描写をドンドンやるので下手すると国内版は規制だらけのゲーム本編より凄いんじゃないか?
とにかくファム・ファタール的存在のルーシーのミステリアスな魅力だとかレベッカのトリガーハッピーで健気で包容力のあるところだとか素晴らしいキャラクター達。
ルーシー、こんなに魅力的でしかし惚れたら破滅しそうな女性は「閃光のハサウェイ」のギギ以来、というかギギに匹敵するファム・ファタールがこんなに早く出てくるなんて思わなかった。すばらしい。
ビジュアル、作画、アクションどれも一級だし、1話を観たら恐らく誰もがこの先何が起こるのか確かめたいと「自分の中の炎」に突き動かされると思う。
そしてこれを観たらそりゃみんなゲームやりたくなるよな。
オススメです。