ブロオー

サイバーパンク エッジランナーズのブロオーのレビュー・感想・評価

4.5
母親の死から始まった物語。登場人物たちの死を一人ひとり丹念に描いている。
デヴィッドがはじめて殺しをするシーンも象徴的。4話ルーシーのセリフ「この世界で名を残す方法はどう生きるかじゃないどう死ぬかよ」「死んでほしくないの」デヴィッドのセリフ「死ぬもんか」。物語全体を貫くセリフであった。
他人のために自分を売って生き死んでゆく、仲間を売り自分のために生きようとして死んでゆく。最初はルーシーもデヴィッドを騙していた。ラストシーン、ルーシーがみたデヴィッドの面影は生き生きとしている。
「どう生きるか」が「どうやって生きようか」から「どのように生きたのか」へと移ろう。
こうした力強い作品に触れると刺激を受けて、何かを創作したいという気持ちが湧いてくる。