朱雀と青龍の戦いが終わって数ヶ月後。現実の世界で暮らすことになった鬼宿は、美朱たちと、白虎の巫女・鈴乃の墓参りをするために盛岡へ行く。トキの案内で、玄武の巫女・多喜子の墓へもお参りすることになるが、その時、鬼宿が光とともに消えてしまう。鬼宿の行方を探る唯一の手懸り「四神天地書」も、図書館のボヤで焼失した。
玄武の巫女・多喜子の救いを求める声に導かれ、紅南国に舞い戻ってしまった鬼宿。そこでは50年の歳月が過ぎ去っていた。一方、現実の世界では、多喜子の存在が消えかかっていた。何者かが「四神天地書」を再び開いて、新たな玄武の巫女になろうとしているのだ。鬼宿を取り戻すために、美朱は行動を開始するが…。
氏宿の術によって、鬼宿は異世界にさまよっていた。心宿の残留思念が、氏宿の術を破ったが、すでに口にした蠱毒が全身にまわった鬼宿は、元通りに戻ることはできなかった。一方、唯を追って、再びこの世界にやってきた美朱。彼女の前に、朱雀七星士が現れる!