ダークギャザリングのセンカンのレビュー・感想・評価

呪術高専飛び級入学待ったなし。

序盤ホラーアニメだったのに、途中から呪霊使ったポケモンバトルになります。何それって思ったら観てほしい笑
あらすじが「恐怖を飼いならせ。」って短文説明なのに本作の魅力全部表現出来てるの笑います。これに倣ってあらすじに関して余計な事は書かないことにします笑

メインキャラ3人が全員トチ狂ってるのが面白くて、リーダー夜宵ちゃんは置いといて、一見まともに見える大学生2人組が根底でホラー狂い。しっかりした目的もって霊に対峙してる夜宵ちゃんの方がよっぽどマトモに見えます。あの2人は夜宵ちゃんの保護者を言い訳にしてホラースポット行きたいだけなんじゃないかと疑ってます。

このポケモンバトル参戦するのが無駄にハードル高くて、まずポケモン捕まえる為には自力で霊を封印しなきゃいけない。夜宵博士が有能なお陰で初手からレベルカンストのポケモン何匹か居るから良いんですけど、最初の1匹捕まえるのがひたすら難易度高い。
まぁ夜宵ちゃんも大人しめの強呪霊と交渉して仲間にしてる時があるから、運もあって集めれてるとこありますけどね、
そして捕まえられても保管難易度が異常、サトシみたいにおいそれと腰につけられるものではないわけで。平気で周囲数軒分の家に霊現象を引き起こすもんだから封印場所工夫しなきゃいけない。
さらには封印した状態でも使用者に害を与えてくるから、取りに行くのも一苦労。ホラースポット行く前に、軽いジャブで封印したポケモン取りに行く危険イベントあるの笑っちゃいます。
花魁の回とか本気で殺しに来てる…
そうなると当然使うのも厄介で、敵だけに攻撃してくれる呪霊の方がレア。呪霊の特性を理解して距離取ったり耳栓したりと対策が必要。
なんですかこのリスクしかない死のゲーム。

そんな戦闘システム構築して淡々と挑む夜宵ちゃんもやっぱり頭のネジ取れてますね。小3とは思えない身体能力の高さとかはもうオマケ要素でしかないです。度胸と頭の回転、考察力が天才過ぎる。
さらにアニメに際しては声の当て方が際立って素晴らしい。淡々とホラーを語る様は、ナレーションやってる本職の中村義洋さんに負けないおどろおどろしさ。
その声のテンションのまま「レッツゴー！」「ゲットだぜ！」と冷静にはしゃいでるもんだからまた面白い。「夜に甘いものは危険」などギャグシーンでも同じ声でくるのはもうズルい笑わせ方です。ってか普通の女の子の感性を持ってる事が驚きですよ…
2クールもやっといて、終盤になってようやく学校に通うシーンが来るのですが、あのスペックで小3の友達と無邪気に話せてるのが不思議で仕方ない。話す相手で精神年齢調整してるのかなこの娘。
呪術高専は早くこの娘スカウトしにこなきゃダメですよ笑、この作品と呪術廻戦が同時期に2クールやってるってのが個人的に面白ポイントでした。ほぼほぼ能力が夏油系譜の夜宵ちゃん。血統ない分虎杖ばりのガチ天才じゃないか…

呪霊集めの主目的はぶらさず、中盤で神様、後半では乗っ取り霊集団と敵が増えていき、京都にて一堂に介するって手前で本編終了。
これは続きが楽しみ過ぎます。手持ちポケモン総出で進撃し、どのような闘いになるか非常に楽しみ。今後も期待の作品です。

点数内訳
世界観:4.5
ストーリー:4.0
キャラ:4.5
音:3.5
映像:3.5
スコア:4.0