12回はやっぱり足りなかったなぁ…
もっと話数が必要だったと思う。
ヴァッシュの想いを（誰にも死んでほしくない、死なせたくない）十分に語りきれないまま物語が収束してしまった感覚。
ナイヴスを説得できるくらいの理由、行動が欲しかった。
前作はコメディ色強めだったから、重いテーマを扱った話があってもいくらか緩和されて、笑って観ていられる部分が多かったのかな。
わりとヘラヘラして観ていられるイメージ（言葉悪いな笑。いや、全然、褒めてるんですよ！）
今作はシリアス路線だったからか、わたし自身、理屈的な思考が先行してしまった気がする。
キャラたちの言動や行動にまず理由を求めてしまうというか…どこがどうしてこうなったってところを突き詰めてしまうような、堅い見方になってしまった。
デザイン的にも宇宙船、プラント、街の造形なんかも近未来的なものが多いし、実験とか研究っていうワードも描写も沢山あって、視覚から入ってくる情報に知らず知らずのうちに引っ張られて、思考もロジカルに偏ってしまったのかも…？
登場人物の言葉やキャラクターの動き、見た目、風景等々…映像作品を観ることで得る、感じることは往々にしてあるわけだけど。
もっと大きな括りとも言える“作風”が、観ている側の思考や感情そして自分自身に、ここまで働きかけてくるものだとは思わなかった。
雰囲気だけで、ここまで相手に与える印象、考え方さえも変えられるものなのだな。
新しい発見。
観終わった後の物足りない感は拭えないけれど。
ジュライの悲劇を最後に持ってきたのは、スマートで良かった気がしてます。
2期決まりましたねー！！！
楽しみだ🏜
