次回も楽しみ。
何より、声優さんたちが素晴らしいなと。Spotifyのじゅじゅとーくを映像回に合わせて聴いていたからか、彼ら、彼女らの想いもひっくるめて、その熱量が素晴らしかった。
ただ個人的には、前半の「懐玉・玉折」編の方が前のめりに観られた気がしている。
懐玉・玉折編も渋谷事変編もどちらもハッピーエンドとは程遠いのだけど。
それぞれがどういう思いでいたのか。
望む結末は同じでも、そこに辿り着くまでの過程で道を違えてしまった人と、それを身近で見ることしかできなかった人と。
対照的なようで、でもどこかは必ず通じ合えていた2人。
どちらが悪いわけでもない。
本当は同じ道を歩めたはず。
そんな2人の姿に、胸が苦しくなった。
多分、逆もまたあり得たのかもしれないと思えてしまうのも、悲しくて。
救いはないのに、こんなにも切ないのに、どうしようもなく惹かれてしまうこの感情に名前はあるのかな。
そして、渋谷事変。
彼らの想いをそれぞれ紡ぐ人たちのぶつかり合い。
何が正しいとか、何が間違っているとか、人が、呪霊が、どちらかが無くなれば良いとか死んだ方が良いとか、そんな単純な話じゃなくて。
原作は読んでいるけれど、やはり映像化されることに意味はあるのだなと、感じさせてくれる作品でした。
息を吹きこむってこういうことなんだなと思います。