お蝶夫人と主人公と宗方コーチしか知らない状態で観たけど
なんだコレ、すげぇ面白いじゃん..!
只の1テニス部員として、のんびり3年間過ごす予定だった主人公・ヒロミが
新任コーチの宗方から大会出場選手として大抜擢された事により
部内でのイジメやスパルタ特訓など、様々な苦難に見舞われる
やがて、苦しい闘いの日々の中で、1人のテニス選手としての自我を抱く様になる
序盤はヒロミが可哀想過ぎて辛かったけど
テニスの才能が覚醒し始めてからは超面白かったっす
話が進むにつれ、お蝶夫人が憧れの対象から、ライバルやバディへと変わっていくのが、作劇として巧みでした
出崎統監督の演出力や、杉野昭雄さんの作画技術が
たった2クールの間に超進化しまくってて、そういう点でも、観ていて楽しかったっす
後にハーモニー演出と呼ばれる、急に重厚感の有る止め絵になる演出の萌芽の様なモノが垣間見えて
「ヒロミと共に出崎監督も成長している..!」ってなりました