17話で断念。
某ファンタジーRPGの魔王討伐後、エルフであるフリーレン目線で世界が紡がれる。このフリーレンは人の気持ちが全く分からないという極端なものでなく、単に相対的な時間感覚のズレから生じるすれ違いがあるだけで、ちゃんと人の感性や慧眼を持っている。大寿なだけあって、見た目に反してちゃんと大人な考えを持ち諭す側面も。生者と関わることで死者の言葉が後になって意味を持ち始めていくのは、目的を達成してもなお生きている限り冒険を続いていくことを指す。
ただ、"ないない"キャラによる二番煎じの人間ドラマの連続が個人的に退屈。冒頭4話の空気感は好みでした。過去の王道バトル作品のリスペクトを感じつつ、毒がなく最強パーティーによる安心安全なドラマは現代のトレンドなのだろうか。
