浦沢直樹先生の作品で初めて買った漫画が今作で、とても思い出深い好きな作品。
いつアニメ化されるのだろうと心待ちにしてたので、ようやく観れてとても満足してます！
しかも、全8話で1話がコミック1冊分の尺になっており、アニメのクオリティーが高く、浦沢直樹先生の絵に忠実な作品となってて完成度が高い。
キャラクターデザインに浦沢作品に多く関わっている藤田しげるさんが参加されてるのが素晴らしい！安泰や！
手塚治虫先生が作り出した鉄腕アトムの世界を、当時「MONSTER」や「20世紀少年」でサスペンスの面白さを存分に発揮されてた浦沢先生がどの様に料理するのか？
リアルな世界観として描かれたアトムの世界。
主人公をアトムではなく、ユーロポール警察のゲジヒトにする事で、世界各地で起こるロボットと人間の殺人事件の真相に迫っていく。
アトムの世界って、ロボットにも人権が確立された世界で、AIが発展していく中でお互いが共存できるユートピアな社会ではあるが、それでも今起きているウクライナ侵略やガザの様な紛争が決して無いわけではない。
今作はそうゆう紛争を中心に、人だけでなく進化したロボット達にも復讐の憎悪が芽生えてしまう。
そして、一度芽生えてしまう憎悪を人と同じく、いつかは許すことができるのか？
そうゆう深い物語がとても好きですね。
戦争を体験した人は人生観が変わってしまう様に、高度なAIを備わったロボットも同様に戦争を経験する事で、心の傷とゆうバグが生じる。
アニメ化を長年待ってて良かったな〜と思える作品でした。
う〜んBlu-rayが欲しい！
発売してくれ！
