愛してナイトのアニメ情報・感想・評価

兄の剛と猫のジュリアーノと暮らす男の子・橋蔵は、ある雨の日、「やっこ」こと三田村八重子という少女と出会った。優しいやっこが好きになった橋蔵は、再会を約束する。

やっこの家のお好み焼き屋・まんぼうに来るようになった橋蔵。ジュリアーノがやっこになつかず暴れたため、その過去を話す。彼（？）が女嫌いになった、その訳とは…？

橋蔵を連れて遊園地へ行ったやっこは、そこで以前から気になっていた男性・里美と出会う。彼から好きだと告白されたやっこは喜ぶが、それを目撃した橋蔵は…。

やっこはデパートで人気のロックバンド・ビーハイヴのライブを見た。そして、道でぶつかってケンカをした男性・剛が、ビーハイヴのボーカリストで橋蔵の兄であることを知る。

やっこと剛がケンカしていることを知った橋蔵は、剛からと偽り、やっこにプレゼントを渡して仲を取り持とうと考える。そしてデパートで人形を選ぶのだが…。

橋蔵を送っていったやっこは、ねだられて寝付くまで一緒にいてあげることに。だが、やっこも疲れから一緒に寝入ってしまう。そこに帰ってきた剛は驚き、そして…。

やっこが橋蔵の幼稚園の入園式に付き添うことになった。グッと距離を縮めたやっこと剛を見た里美は苛立ちを隠せず、やっこにまで怒鳴ってしまう。

橋蔵は、ケンカをしているやっこと剛を仲直りさせようと考える。忘れ物を届けるという名目でやっこに付き添いを頼み、橋蔵はやっこを剛の通う大学へと案内する。

話をする時間がほしい--里美の手紙を見たやっこは、買い物に出るふりをして公園で落ち合う。やっこの目に虫が入り、取ろうとする里美。そんな二人の姿を見た剛は…。

橋蔵から話を聞いたやっこや里美たちは、まんぼうで剛の誕生パーティーを開くことに。だが、やっこは用意したプレゼントのチョコを剛に渡しそびれていた。

やっこのことで、剛と里美が珍しくケンカをしてしまう。それを目撃し、責任を感じるやっこ。さらに里美のことを好きな少女・芽衣子にイヤミを言われ…。

里美はヤキモチを焼いてやっこに辛く当たってしまうが、互いの想いを再確認して真摯に見つめ合う。気が気でない芽衣子に、剛は傍観することも愛情だと諭す。

やっこは里美と芽衣子が一緒にいることろを目撃して、心が揺れる。剛はそんな彼女を励まそうとするが、二人を見た里美も誤解。里美は剛に猛反発する。

剛と里美が仲違いしてしまった。責任を感じたやっこは、里美に「もう剛と会わないからビーハイヴに戻ってほしい」と手紙を書く。しかし、手紙は思わぬ人物の手に渡り…。

やっこの父・茂麿は店に来なくなった橋蔵を心配し、幼稚園へ様子を見に行く。茂麿は再会を喜ぶあまり、誰にも告げず橋蔵を連れて出かけてしまい、大騒ぎになってしまう。

剛と里美がロックバンドのメンバーであることを父親に知られ、やっこは親子ゲンカをして家を飛び出してしまう。夜になっても帰らないやっこを心配した茂麿は、意を決して剛のもとへ向かう。

病気のジュリアーノだけが残るアパートに、泥棒が侵入してきた。ジュリアーノの奮闘によって、泥棒はノックアウト！　その結果、彼は街のちょっとした人気者になる。

剛を好きになった五十鈴は、やっこにヤキモチを焼いて距離を置いていた。そんな彼女の前に芽衣子が現れ、やっこが剛にちょっかいを出していると話す。怒った五十鈴は…。

七夕は橋蔵の誕生日。やっこたちはいつ生まれたのか分からないジュリアーノの誕生日も一緒にして、二人でパーティーを開くことにする。だが、約束の時間を過ぎても剛は現れない…。

橋蔵が風邪をこじらせて倒れた。駆けつけたやっこたちに介抱される橋蔵。彼が体調を崩したのは、ロックコンテストを目指して練習する剛の帰りを待つ、無理がたたってのことだった。

ロックコンテスト当日--橋蔵の風邪はまだ治らず、やっこは心配する剛を後押しして送り出す。やっこたちの看病により橋蔵は峠を越え、みんなで剛の応援に駆けつけるのだった。

ある日、かおるから海水浴に誘われた。予定の空いていた茂麿が付き添いとなり、橋蔵と共にかおるの家の別荘へと向かう。初めての海に喜ぶ橋蔵だったが…。

剛たちは里美の別荘で合宿をすることに。やっこと五十鈴も後からジュリアーノを連れて別荘に向かった。だが、到着早々、里美と芽衣子のキスシーンを目撃し、やっこの心は揺れる。

ハイキングから帰ったやっこたちは、後を追って出かけたはずの芽衣子が戻らないという連絡を受けた。果たして彼女はどこにいるのか？　やっこたちは探索に向かうが…。

やっこは自分だけ気持ちがハッキリしないと悩んでいた。だが、夏祭りの夜を剛や里美、芽衣子たちと過ごしたやっこは、夢のような恋に憧れていた自分に気付いた。

ビーハイヴが富士山麓の高原ホテルでライブをすることになった。やっこは橋蔵を預かり剛を送り出すが、離れたことで彼に会いたいという気持ちが強まっていく。

ロックコンテスト全国大会で優勝するべく、剛たちは新曲を用意することにした。だが、里美は剛とやっこがキスしていたことが気になり作曲が進まず、行方をくらましてしまう。

剛たちは里美が完成させた新曲を掲げてロックコンテストに臨んだ。ライバルのキッスレリッシュも出場。剛も全力で歌い上げた。そして結果発表--優勝の行方は!?

やっこは自分の誕生パーティーに剛たちを誘うが、ビーハイヴは１週間の地方公演に出ることになっているのだった。剛たちは何とかやっこを祝おうと考えるのだが…。

地方公演を済ませて剛たちが帰ってきた。東野の部屋を訪れた五十鈴は、彼から愛の告白を受ける。そしてやっこと剛もお互いの気持ちを確かめ合い、口づけを交わす。

芽衣子は里美に懸命にアプローチするが、かえってうるさがられてしまう。傷ついた芽衣子はひとり、夜の町へ。周囲からの助言を受けた里美は後を追うが…。

五十鈴から東野と結婚式を挙げるという連絡が入り、やっこは嬉しくもあり羨ましくもあった。仲間たちから祝福される東野と五十鈴。それを見つめる、やっこの恋は…？

やっこは、ビーハイヴについたマネージャーの山田坂から、剛と別れるように言われてしまう。剛も忙しくなり、会うこともままならない。ひとり思い悩むやっこは…。

剛の将来を考えたやっこは、距離を置くようにしていた。やっこの様子がおかしいことに気付いた剛が彼女を問いつめると、帰ってきた言葉は「他に好きな人ができたのよ」だった…。

やっこにフラれたと思い込んだ剛は大荒れに荒れ、ステージ上で酒を飲み、ファンの女の子たちにキスをして回る始末。見かねた芽衣子は、やっこに事情を聞きに行く。

別れ話がやっこの気遣いと知った剛は、彼女のもとへ急ぐ。だが、やっこは「今はロックに打ち込むことが大事」と、逆に剛を諭す。剛は彼女の想いを受け止め、ステージに立つ。

ある日、橋蔵の前に母親が現れる。父が亡くなった後、海外から帰ってこなかった彼女を剛は許せず、死んだことにしていたのだ。橋蔵はそんなことは知らず、母について行く。

橋蔵が母と一緒にパリに行くと言い出した。剛は、生活力もある母に返す方が橋蔵のためになると考え、自分の気持ちを隠し、橋蔵を送り出すことにするが…。

橋蔵は、彼が男らしくないから剛たちが結婚できないのだと、友達から言われてしまう。そこで男らしくなって、剛とやっこに結婚してもらおうとする橋蔵。剛もやっこも、そんな彼の気遣いを嬉しく思うのだった。

剛が全国ライブツアーに出かけ、やっこと橋蔵は寂しさを感じる。そんな時、移動途中に１時間だけ東京駅で会えると、剛から連絡が入る。やっこと橋蔵は駅に向かう。

剛たちが東京に戻る日、半年間のアメリカツアーが決定した。しかし、嬉しい反面、剛はやっこや橋蔵と離れるのが辛くもあった。神妙な面持ちで剛は東京へと帰る。

アメリカに発つ前にやっこと婚約を決めようと、剛は話す。だが、茂麿が簡単に許すはずもない。剛はロックを捨ててやっこと結婚すると決意を表すのだが…。