Uえい

T・PぼんのUえいのレビュー・感想・評価

T・Pぼん(2024年製作のアニメ)
3.5
藤子不二雄原作のアニメ化で、元作品は知らなかったけどかなり現代的で驚いた。「ドラえもん」然りだけど先見性が凄い。

名前通り平凡な中学生のぼんは、友人の転落死を目撃してしまう。しかしいつの間にか元に戻り困惑する。タイムパトロール隊員が不運に亡くなってしまった人を救っているのだった。このシーンがすごく怖かった、流石に子供向けでは無いなと悟った。

しかし、隊員リームの手違いでぼんの記憶が消されなかった。その為、ぼんは存在ごと抹消されそうになる。他人のミスで存在が消されそうになるのも怖い。「ロキ」のTVAで時間操作の恐ろしさを知った状態で見ると、本作のタイムパトロール隊は時間に対して軽い感覚なのでギャップがあった。

結局、ぼんは歴史的に重要な人物だったので消されずに済み、リームと共に隊員の見習いとして活動し始める。そして、戦時中、古代エジプト、白亜紀などいろんな世界を冒険する。これが大スペクタクルな感じで、純粋に楽しめた。

個人的には最初の、存在を消されるかどうかのシーンが一番怖く、印象に残った。そこを引っ張ったような作品があったら見てみたい。
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