ゆうづる

機動戦士ガンダム 復讐のレクイエムのゆうづるのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

6話も必要か?って思うぐらい各話の内容が薄い。特に2話は要らなかったと思う。

初代アニメ版への強いオマージュがそこかしこに見えるのは良い。けど、ザクバズーカを顔面に受けて無傷とかをリアルなCGでやられると興が冷める。他にもグフの75mmは豆鉄砲みたいな扱いだし。
(ここからは素人の浅知恵の考察。1話目のジオンの作戦内容と形から考えるとザクバズーカの弾頭は榴弾系だと思う。だから派手に爆炎があがったんだと思うけど、だからこそもっとちゃんとやってくれって思った)
最終話でのガンダムの倒し方がいちばん納得がいかない。前半でガンダムの異常な装甲の硬さの印象が強すぎて、たとえ装甲の薄い背後からとはいえグフのヒート・サーベルの一突きで終わりなんて酷すぎる。
アニメーションなら受け入れられたかもしれないがやはり実写に近いCGではそのへんのリアルさがどうしても気になってしまう。
ラストの戦闘でようやくパイロット同士が会話しながら戦闘してたのはとてもガンダムらしくて良かったのに。

今更ガンダムで復讐の連鎖がどうたらこうたらってやるならもっと主要なキャクターの背景の説明に深みが欲しかった。
復讐の理由付けの為にとりあえず死んで消費されてく感じなんだよな。
あと、海外のドラマはラストで主人公に今と未来のモノローグ語らせがち。もやっとした終わらせ方が苦手なんだろうね。それと意味があるのかないのか読み取るのがわかりにくい夢を主人公に見させるのもチープなシナリオの定番やな
登場キャクター達は魅力的な性格なので、もっとシナリオを頑張って欲しかったところ。

次の実写版に向けての観測気球的な意味もあるのかなって作品だった

完全にジオン目線という意欲作なので星2つです。
ゆうづる

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