商業コンテンツ化されることを重視した作品、美少女キャラを売りにした作品が乱立するこの時代において、凍結された生身の恐竜が突然蘇ったかのような衝撃を受けた作品。かなり急ぎ足な展開であったものの、ロトスコープを用い、リアルな格闘技の試合を過剰にならない程度に劇的に仕上げた点は評価に値する。
藤巻に声をかける際に「なあ」ではなく「ねえ」と声をかけるジョゼや、裏に回って人を操るタイプであろうに頻繁に表に出てきてジョゼと一緒に試合を観戦し時折解説も挟む軍曹など、愛嬌のあるキャラもおり、魅力を感じる。
もっと彼らの闘いを見たい、見せてくれ!!腑抜けた今のアニメファンたちの心に宿る狼たちを目覚めさせる闘いを!!!!