まな

RINGING FATEのまなのレビュー・感想・評価

RINGING FATE(2025年製作のアニメ)
3.9
え、おもしろすぎる!
未練を残して亡くなった者たちが、運命のリングで戦い、生き返るために勝ち上がっていく話。
それぞれのキャラが何で亡くなったのか、戦いの中でそれがわかってゆき、そのキャラへどんどん感情移入してしまう。

生前に罪を犯した者は、物として世界に来てしまう設定は上手いと思った。
生前シーンは、3次元の人間を使用している。
大きな目新しさはないが、シーンの展開で魅せている。
特に1話の世界観の説明で、最近主人公のモノローグで説明口調のようなダラダラと長い飽きてしまうものが増えている中で、場面展開で視聴者に理解できるような演出は、1話の引き込みとしては最高の出来でした。

ただ、12話で主人公カナメとサブローがやっと心の底から分かり合うまでやるので、少し展開が遅く中弛みした印象は否めない。

主題歌もオシャレで毎回ノリノリで聞いてしまう。思わず踊りたくなる。

作画もかなり良い。
CG技術自体が高いのもそうだが、やっぱリアル人間に近いより、この作品のようにデフォルメされたキャラの方がCGとの親和性が高い。
バトルシーンも動き自体が滑らかな上、寄りの映像を多く挟むことで作画コスト削減をしつつ、その挟み方がカメラワークによって工夫しているので、結果的にその削減に気づかせず、ハイレベルな戦闘シーンに仕上がっていて上手いと思う。

ラストは衝撃的で、お、お前ぇ〜!ってなる。
2期絶対ある。待っています。
まな

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