とても美しいヴァイオレットの成長物語だった。
必ず物語がスッキリとハッピーエンドになるわけでは無い。
それでも自分らしく前に進むために、生きていく為に、乗り越えようとする姿勢に心が打たれた。
毎回話が進むに連れて涙がポロポロと出てくる。
ヴァイオレットが人や自分の気持ちを理解し、この世は様々な感情で溢れている事に気付いた頃には涙が止まらなかった。
映像や音楽、ヴァイオレットが義手でタイプライターを打つ音、そんな一つ一つから全てがとても綺麗だった。美しかった。
愛してるを知りたかったヴァイオレット
人ってみんな愛してるを知りたいのだと思う。
そしてそんな私も愛してるを知りたいのです。
生きるとは、痛みや苦しみや悲しみを乗り越え、大事な人や自分を守りながら生きなければならないのだとおもう。
生きるって大変だけど、大事な人が笑えていればそれでいい。
そんなふうに思える存在がいるということ自体がもう幸せなのかもしれない。