
陰に忍んで悪しき闇を討たんとする、“忍者”(にんじゃ)。 孤立した者の居場所となり悪事を重ねる、“極道”(ごくどう)。 江戸時代、明暦の大火の裏で刻まれた忍者(にんじゃ)と極道(ごくどう)の因縁(カルマ)が、現代に再び燃え盛ろうとしていた――。 トラウマにより笑顔を失った忍者(にんじゃ)・多仲忍者(たなかしのは)と、 表向きはエリート会社員ながら裏社会(ウラ)を取り仕切る極道(ごくどう)・輝村極道(きむらきわみ)。 女児向けアニメの話題で意気投合した二人は、互いの正体を知らぬまま友情を深めていくのだが……。 忍者(にんじゃ)と極道(ごくどう)、両者の戦争が激化する中、その“運命”(さだめ)が交錯する。 決めようか、忍者と極道、何方(どちら)が生存(いき)るか死滅(くたば)るか!!!
トラウマから笑えなくなった少年・多仲忍者(たなか・しのは)は、ある日、同じアニメが好きなサラリーマン・輝村極道(きむら・きわみ)と出会う。意気投合する二人だが、二人は江戸時代より殺し合う二つの勢力――忍者(にんじゃ)と極道(ごくどう)だった! そうとは知らず、忍者(しのは)は拉致された知事を救うため、単身、極道(ごくどう)のアジトへ乗り込む。「裏社会(ウラ)で悪事(わるさ)かますと忍者(にんじゃ)が来襲(く)る」 決めようか…忍者(にんじゃ)と極道(ごくどう)、 何方(どちら)が生存(いき)るか死滅(くたば)るか!!!
忍者(にんじゃ)の抹殺を謀る極道(ごくどう)の集会―― そこへやって来たのは"帝都八忍"が一人・璃刃壊左(あきば・かいざ)。 その暗刃が極道(ごくどう)たちの首を刎ね、料亭は真っ赤に染まっていく! しかし、極道(きわみ)は一切動じない。 「待望(ま)っていたぞ忍者!!目視(み)えるぞ忍者!!」 目を爛々と輝かせる極道(きわみ)に沸き立つ極道(ごくどう)たち。 極道(きわみ)と壊左(かいざ)、二人の強者が忍者(しのは)を思い、殺し合う――!!
歌舞伎町秘密地下倶楽部跡地――通称「カブチカ」。 "帝都八忍"が一人・祭下陽日(まつもと・のどか)は、カブチカに乗り込み、"破壊の八極道"夢澤恒星(ゆざわ・こうせい)と対峙。 勝利(あした)に希望が灯るのは、忍者(にんじゃ)か極道(ごくどう)か!? 一方、カブチカへ急行する忍者(しのは)は、極道(ごくどう)の見習い小僧・恵介に遭遇。殺人未経験(ドーテー)の恵介を見逃すつもりだったが、その本気(マジ)に覚悟を決める……!! 「全身全霊(ガチンコ)で殺(かた)り合おうか……」
カブチカの一件を受け、忍者(しのは)の心に燃えるは極道(ごくどう)への憎 悪!だが、それは極道(きわみ)もまた同じだった!! 不意に誘われた夜のドライブ。『フラッシュ☆プリンセス!』の話題を通じて、 互いの喪失を知り、互いの奮起を誓い合うのだが……。 「よう神(オレ)だぜ」 忍者(にんじゃ)と極道(ごくどう)、両者の神性(カリスマ)"呪血の忍者兄弟 (ブラザーズ)"と“暴走族神(ゾクガミ)”が双方に集結。 死闘(コロシ)の運命(さだめ)は避けられない――!! 「”幻想(ユメ)”じゃねえよな…!?」 「オレ達の”黄金時代(オウゴン)”が還って来る!!」
“黄金時代”を目指す“暴走族神”殺島飛露鬼のひと声で、3万台の極道車集団が帝都高速道路に突入。 帝都高が血と炎に染まる――! だが、惨蔵は、忍者は……売られた喧嘩を全て買う!! 「忍者“5人”で全殺しよボケがァ!!!」 忍者たち“帝都八忍”は帝都高の5ヵ所で“暴走師団 聖華天”を待ち構え、暴走族たちと対峙する!
殺島の"狂弾舞踏会(ピストルディスコ)"に翻弄(おどら)され、頭蓋骨(ズガイ)を突かれた忍者(しのは)。 しかし、忍者(しのは)は間一髪(ギリギリ)のところで生存(いき)ていた!! 彼を救ったのは、生(イチ)か死(バチ)かの賭け――。 「忍者(にんじゃ)、てめー真実化物(マジバケモノ)だなァァ!!」 殺島は忍者(にんじゃ)の強さに興奮するも、忍者(しのは)に自身の抱える挫折と逃避を見透かされ、苛立ちを募らせていく! 非実在(アリエネ)ェ強さに、追い詰められる殺島。その脳裏に浮かぶのは、最愛の娘で……。
亡き仲間を偲ぶ忍者(しのは)と極道(きわみ)、そして“ママ”に寄り添うガムテ――。それぞれに湧き上がるは、消せぬ怒りと殺意! 「オレは必ず…忍者(にんじゃ)と一緒に極道(きわみ)も殺す。 ママを棄てたあのクソ野郎は…必ず殺す!」 一方、烏合の巣ではガムテの能力が解析されていた。色(しき)が遺してくれた情 報に、決意を新たにする忍者(しのは)たち。 そんな中、忍者(しのは)はプリンセスストアで、素性を隠した総理大臣・愛多間七(あいだ・かんしち)に遭遇し……!?
©近藤信輔・講談社/「忍者と極道」製作委員会