みるみる

迷家‐マヨイガ‐のみるみるのネタバレレビュー・内容・結末

迷家‐マヨイガ‐(2016年製作のアニメ)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

【ストーリー】
それぞれ何かしらの悩みを抱えている30人ほどの人間が、ナナキ村という幻の村に行くというバスツアーに参加する。
しかしその村では、怪物が現れ、その村から帰れなくなる。
一同は、参加者の一人であるマサキと呼ばれる女の子が魔女だと決めつけ、魔女狩りのようなことを行う。
だが怪物の正体は、ナナキと呼ばれて、自分のトラウマが具現化されたものだった。そのため、一人一人見ている怪物が違う。そのトラウマを受け入れることができたものだけが帰れる。
マサキは魔女でもなんでもなく、この村で行方不明になった従兄弟を探しに来た参加者の一人だった。しかしその従兄弟自体が存在しておらず、マサキの作り上げたナナキだった。
主人公の光宗のトラウマは、事故で亡くなった兄の時宗とペンギンのぬいぐるみだった。母親がショックから時宗の死を受け入れられず、光宗はずっと時宗と呼ばれ、時宗として生きてきた。そんな自分を変えたくて、本当の自分を手に入れたくて?このツアーに参加した。
光宗は友達のハヤトと好きになったマサキを助けることで、トラウマを克服。マサキも従兄弟が実在しないものと受け入れ、克服。

その他もろもろ皆、トラウマを受け入れたもの、そうでない者もいたりいなかったり。
現実世界に帰る者、帰らない者が色々いたりいなかったりで、めでたしめでたし。


【面白かった所】
・一人一人のトラウマのストーリーがよく作られていて面白かった。
・ナナキのキャラデザ(CG)は気持ち悪くて良かった。

【残念な所】
・初っ端から人多すぎて、誰が誰だか覚えられない。感情移入できない。
・結局誰一人死ぬことはなく、前半はなにがしたいのかも分からず、ワクワクしない。
・オープニング主題歌がダサい。幻想やら衝動やら、厨二感がすごい。

【よく分からなかった所】
・なぜ、後半は他人のナナキが見えるようになったのか?
・光宗が時宗と呼ばれていたのは分かるけど、ペンギンのぬいぐるみに何のトラウマがあったのか?
・ジャック君は結局謎めいていただけで何物だったのか?

【まとめ】
オープニング主題歌が安っぽかったおかげで、そこまで期待せずに入れたので、それなりには楽しめた。ながら見で十分な作品。
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