現実問題、自分の「好き」が他人の「好き」とぶつかる可能性は一体どのくらいあるのだろう...
名作入りしてるのに実は未だに見たことなかったやつ。
序盤はそこそこの良作の青春アニメかな、くらいの印象だったものが話が進むほど痛いくらいに人と人の思いが結びつかないもどかしさやすれ違いなどの青春特有の「成長痛」的な話にシフトしていったのは意外だった。
北村が生徒会長を辞退しようする下りは流石に恋愛脳感強過ぎて若干ついて行きにくかったが、その後の大河VS狩野会長は作画面や展開的に胸熱だったので良かった。このアニメの喧嘩シーン全部良い。
全体的に良いアニメだったんだが、一つ気になる点がある。それは亜美が竜司に告白しなかった理由はあったのかという点だ。竜司が亜美を異性の対象として見ていないからという見方があるらしいが、告白しないのは「もう自分を偽らない」という彼女の意思を曲げることにはならないだろうか？自分の気持ちから逃げ続けた櫛枝の話もあった為ここだけ凄く気になったが、私が何か見落としてるのかもしれない。また見直したい。
好きなキャラは亜美。自ら悪役を買って出る彼女の優しさが垣間見える。幸せになって欲しい。
