映画の前におさらいで全シリーズを観ようとある日ふと思って見直してみたらやっぱり面白い、日本は紛争を避ける最終手段として人の犯罪係数を思想や感情から読み取り未然に犯罪を抑圧、阻止するシビュラ・システムの管理によって誰もが平和な社会を実現していた、新人監察官の常守朱（つねもりあかね）は潜在犯で優秀な狡噛達4人と共にあらゆる事件を追うことになるのだったが・・・というお話。
監修の本広監督っぽい一面も面白いけど何よりも人がAIによって管理され、犯罪係数が高いとすぐに処刑対象とされてしまう非情な世界ですぐに処罰するのではなくあくまでも人の法で裁かせようとあがく常守と過去の事件に囚われている潜在犯の面々とのかかわり、そして全く違う事件と思われたがその裏にはある男の存在が見え隠れする秀逸な物語は近年のSFアニメの中でも傑作です。
