BK477

電脳コイルのBK477のレビュー・感想・評価

電脳コイル(2007年製作のアニメ)
4.5
20年10月に視聴。もの凄いSFの傑作。これが07年というから驚く。一見こども向けだけどSFファンが唸る傑作。意外な銃撃戦のシーンもあったり、攻殻機動隊並の電脳戦もあったり、所々にハードなアクション作画もあって大人も楽しめる。

ウェアラブルな電子端末の進化によってAR空間が日常的なものとなる描写や、当たり前になった仮想通貨など、当時としては最先端の技術発達を予期した、予知夢のような作品。

このような光景があと何十年かすれば現実のものとなりそうな気がする。
今となっては非常に現実味を感じるが、当時07年では、まだ「こんなのありえない」と言われたかもしれない。

月並みではあるが「高度に発達した科学は魔法と見分けがつかない」という名言を痛感する作品である。

本作が楽しめたなら、磯監督の新作「地球外少年少女」に期待してしまうだろう。
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