チュウたんとの和解を果たした前回の干支神選抜祭『ETM12』から数ヶ月。その後もタケル邸に居候を続けていた猫のえと娘「にゃ~たん」のもとにある日、謎のえと娘「なぁ~たん」が現れる。自称「新米えと娘見習い」ながら、己の使命も曖昧に神様(メイド喫茶『干支』店長)から遣わされた様子で、干支神たちも戸惑いを隠せない。またあろうことか、にゃ~たんを憧れの眼差しで慕うなぁ~たんの姿に、皆の困惑は深まるばかりで…。
とかく自分に憧れを抱くなぁ~たんの登場に、すっかりご機嫌のにゃ~たん。和気藹々のふたりをよそに、人間からしか生まれない干支娘のパワーの源『ソルラル』をえと娘(にゃ~たん)からもらえることなど、普通のえと娘とはどこか違うなぁ~たんを訝しむ干支神たち。変身させたり四神の力を試してみたりと、あれやこれやの試行錯誤を始める。他方、日本守護のため、人間界の様子に目を光らせるチュウたんは大禍の兆しを感じ取っていた。
春夏秋冬、四季を自在に呼び込む四神の力も虚しく、空振り続きのにゃ~たんたち。何のために一体どこから来たのか、なぁ~たんの出自は依然わからない。しびれを切らして詰め寄る師匠たちに、怯まずにゃ~たんは立ちはだかる。大好きな相手は全力で守りたい!にゃ~たんとなぁ~たんのふたりの間にはいつしか強い絆が。その頃、チュウたんは神のもとを訪ねていた。前回の封印から覚醒めつつある悪神「スサノオ」にどう対処するべきか…?
ある日のタケル邸。修学旅行から戻るタケルの帰りを待ちわびる一同のもとに、チュウたんが現れる。ずっと目の前にあった「開かずの間」と、そこに封印された悪神について語り始めるチュウたん。一方、かつてその役目を果たしながら、にゃ~たんは未だ封印の全貌を思い出せずにいた。封印の鍵とは一体…?突如開いた「開かずの間」から不意にスサノオの封じられた異世界へと飛ばされてしまう一同。神も手を焼く悪神との闘いが今、始まる!