氷の微笑的なファムファタールもの。
邦画でいうと『渇き』（小松菜奈様主演）に雰囲気がかなり近いです。アニメで中々無くて求めてた大好きな題材なのですが、いざ見てみると前半はかなりそそられましたが、後半につれてちょっと無理が出てきて失速したような印象もあります。
人を魅了する謎めいた美女が、殺人事件の捜査線上に浮かんでくる。彼女を尋問した刑事たちは皆彼女の妖艶さにドキドキしちゃって、主人公もそんな1人ですが、直感的にこいつが犯人だ！と思い執念の捜査を始める。というあらすじです。
以下ネタバレあり
主人公が彼女に惹かれまいと争いながらも、逮捕してやるという執念がもはや好きになっちゃってるじゃんお前としか思えないのが面白かったです。笑
あと彼女の『魅力』の設定がかなりコミック的にぶっ飛んでて、声を聞いて香りを嗅いだだけでももう性的に興奮させられて彼女の虜になってしまう…捕食されたい、と感じてしまうという。
そんな美女入れば全然殺されてもいいから会いたいわというレベルなんですが…ドキドキしましたわ。
ただ後半につれて彼女の力だけがインフレを起こしてまさかの大統領暗殺まで成し遂げるという展開には救いがないし、かつ主人公が何も成し遂げられていない。これはいただけないな〜…と思いました。
結果から見れば、彼女を止められるのは主人公だけ、主人公には全く彼女が魅力的に写ってない…くらいの方が良かったんじゃないかな〜と感じてます。
なんや感やいいましたが結構好きです。
