オヂサン

ハイキュー!! TO THE TOPのオヂサンのレビュー・感想・評価

ハイキュー!! TO THE TOP(2020年製作のアニメ)
4.2
一度観た時はここまでガチハマりせず途中で追うのをやめていたようだった(記憶にない)今年改めてシーズン1から見返して、この4期の観ていないところまで観て「北信介」という男に出会った。

バカ真面目で融通が効かず、思った事はオブラートに包まず率直に言う。練習で出来ることが本番で出来ないはずがない。反復が心地良く、いつも通りが心の平穏であり自信に繋がるとんでもない男。毎日同じ事を反復し続ける事が本人の儀式であり、一種の平穏。他人にも自分にも手を抜かない男の見せた大粒の涙に、グッと心を掴まれてしまった。

そこからあれよあれよとあっという間に沼にハマり、いつのまにかアニメを4周していた。

4周して心底感じる事は、主人公の日向翔陽という男は本当に凄い男である。どこまでも底なしに明るく、眩しく、頼もしい。太陽で烏野の要。影山(と私)の心を何度も救い、チーム全体を泥沼から掬い上げて立ち上がらせる尊き太陽。持ち前の明るさで周りを照らす。開けぬ朝はない、という言葉のように明るく何度も立ち上がり、純粋なあっけらかんとした態度で周りの人間のカチカチな心と頭を柔らかく溶かしてしまう。できる事ならずっとこのままで居てほしい。

苦しい、辛い。
そこから、もう一歩。

烏野は本当に良いチームだ。稲荷崎は怖いほどに完璧なチームだった。2期と同時進行で3周目観てるので、やっぱり作画の違いが凄くわかるなあというのが拭えなかった。が、これが原作の作画変化にあわせての変更なのか、単純にアニメ側が作画を変えただけなのか。シーズン2の作画で稲荷崎を観れたらもっと最高だっただろうけど、あのクオリティを維持するのは大変だろうか。


追記:
私はこのアニメに出会って、改めて日向翔陽やその仲間を知り、背中を押され感化されて31歳になろうとしている。先日なんと、私自身が彼らのおかげで夢の第一歩を掴めた事に心底驚いている。ハイキューと古舘先生に、感謝の極み。
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