犬のかたち

ハイキュー!! TO THE TOPの犬のかたちのレビュー・感想・評価

ハイキュー!! TO THE TOP(2020年製作のアニメ)
5.0
日向、影山、月島の3人が合宿で得た力を持ち帰ってさらに個々の力を活かせるようになってて良かった。
個性も団結力もある烏野強いなあと思った。

稲荷崎との対決、見ている側も息が詰まりそうになった。
負けたチームも勝ったチームもそれまで努力して歩んできた時間や日数に大きな違いは無くて、敵チームだろうがその様子も試合後の様子もしっかり描かれていたから少し苦しくなっちゃったな。

どんどん強くて魅力的なキャラクターが登場してわくわくした、少年漫画すぎる。

とにかく今は映画が見に行きたくてたまらない。

やっぱり努力する人達はかっこよくて眩しくて少し羨ましい。
多分この作品に青春、というか人間の眩しいところ全部描かれてる。

日向と影山に始まり、勝者と敗者、攻めと守り、天才と非天才…と沢山の対比が描かれていてそのどれもが輝いている作品だと思う。
回想シーンでのキャラクター1人1人が練習に励む姿を見ることでそれぞれの美学を感じられて良い。
男と女とかの対比は他作品でも良いだけ描かれていて特に青春を描いた作品では消費されすぎてるテーマだから飽和状態になってるけどハイキューはあくまでバレーボール1点のみに賭ける青春で様々な対比が見れて清々しかった。

対稲荷崎戦で北信介という人間に出会えてよかった。
反復・継続・丁寧は心地よいと、そう当たり前のように呟ける人間になりたい。

ハイキューには漫画らしく嫌味なキャラクターやヒールのような人物もいるけど全員勝ちにいくため、勝利に貪欲になって相手を本気で挑まなければ勝てないと認めて100%の力で立ち向かうために伸ばした個性だと分かっているからどのキャラクターも大好きになってしまう。
スポーツマンシップっていう考え方のすごさを再認識した。
スポーツ真剣にやってる人みんなかっこいい。
勝敗や点数だけを試合後に知ることが出来れば良いじゃん、なんて即物的な考えでスポーツを捉えていた超絶文化部思考の過去の自分を殴りたいです。