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バッド・キッズ 隠秘之罪のyadokariのレビュー・感想・評価

バッド・キッズ 隠秘之罪(2020年製作のドラマ)
3.7
第五話まで。『ゴールデン・ボーイ』を見たので比較の意味もあって。

日本の「ゴールデン・ボーイ」はサイコパスな中学生の話で大人を手球に取るストーリーだが、中国の「バッド・キッズ」は小学生ぐらい(主人公が十歳ぐらいで、妹役の子は6歳だった)で大人が子供を守れない話なので、大人世代が見て面白いと感じるのかもしれない。けっこう同情を引くような作りなんだが、「キッズ」なんだよな。もう、「ボーイ」になると恐ろしくなる。最近の餓鬼はませているから、サイコパスな餓鬼が多いのかもしれない。

それで『バッド・キッズ』は母親同士の喧嘩があり、それは子供をめぐるものだった。その前に男(父親)をめぐる争いがあったと思われる。そこも上手く出来ている。中国だと取っ組み合いのキャットファイトになるのだが、日本ではそうならかった。相手の家に、つまり元父に文句を言いに行くのだ。それで解決したわけではないが、結局子供が相手の両親を殺すことになる。中国のドラマでもそうなのかな?当事者同士で決着が付かないから、問題は子供に投げ出される。そういう社会問題のドラマでもあると思うのだが、日本の映画ではサイコパスというエンタメになっているので、怖いとか笑ってしまうのだが。コナンがサイコパスになった感じで。

中国では競争社会とか格差問題、子どもの貧困問題がテーマとしてあるのだが、日本はすでにサイコパス時代に突入ということなのか?
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