【あなたはそれを知っている】

幼稚園の頃に親父と一緒にレンタルショップに借りに行った時に偶々、本作と出会い何度も何度も見ていて個人的に1番思い出が強くウルトラマン作品をレビューします。
本作は初代ウルトラマンをアメリカ🇺🇸がリメイクした作品で、とにかくあまりに動かなくて守って戦うハワードの戦闘スタイルがカッコ良すぎてめちゃくちゃ好きです。
それに初代のリスペクトしらながも重く感動的な物語に前田達也さんが歌う曲も素晴らしくて、特にビデオ版のEDの「この宇宙のどこかに」が熱くて感動する曲を聴きて終わる感じは今でも大好きで心に響いています❤️‍🔥
あと今調べると制作に樋口真嗣監督や伊藤和典さんが入っている知ったら、だから僕はベストムービー選ぶ程『ガメラ3』がめちゃくちゃ大好きで、更にアイコンにも「ガメラ」を選んでいる事全てが今考えると凄く運命を感じています。

記録

アメリカで制作された初代のリメイク的内容のウルトラマン。
暴力描写が控えめなのが残念だが、特撮ヲタにはお馴染みの伊藤和典・樋口真嗣・前田真宏・三池敏夫などが集結しており、映像には見応えのある部分も。初代の魅力を凝縮したストーリー、シナリオも素晴らしい。
随所に日本版とは違う独特な魅力を感じ、世代的にどストライクなのもあってオレは好きだが、制作には様々な制約があったようで、たしかに傑作とは言い難い。(特に最終回はかなり酷い)
樋口真嗣は「力が及ばなかった…」と、シディアスに敗北したヨーダの如く悔しそうに当時を振り返っている。
が、この経験なくして平成ガメラ三部作は生まれなかったわけで、日本特撮史的には非常に重要な作品である。
公開が迫る「シン・ウルトラマン」は、庵野秀明にとっては夢の実現かもしれないが、樋口真嗣にはパワードのリベンジと言える。楽しみで仕方がない。