連続予告殺人を追っていく中で、28年前に起こったある島にあった児童養護施設の虐殺事件へと繋がる隠された事実が明らかになっていく。
感じの、話だった。
いや~まさか、普通に刑事モノジャンルだと思って観始めたらこう…何?超能力的な…そっち系になるとはなぁ。
白夜村って名前の離れ島にある表向きは身寄りのない子供たちの健全な育成を担う施設で、ついでに研究してた謎の栄養剤が爆発的に売れてお金持ちになった施設長的な人もいる場所である日突然施設の大人たちが殺し合ってほぼ全滅する事件が発生。
それから28年後、罪を犯してるっぽいけど刑事罰を免れた金持ちが連続して殺される事件が起こり、チームを率いるト・ジョンウとアメリカからやってきた元FBIのジェイミーが協力して事件を追う内に、白夜村から生き残った人間が事件を起こしているのでは?ジェイミーはト・ジョンウが怪しいのでは?と思ったりなんだり。
ト・ジョンウは白夜村の食事に謎の薬剤を混ぜて良心に目覚めた大人に助け出して貰おうと思ったら大人たちの本性はただ醜悪な嫉妬や悪意に塗れていて勝手に殺し合い、自分の妹であるジェイミーともう一人を連れて逃げたもののバラバラになってしまってこっそり探していた。
予告殺人犯はその時一緒に逃げたけど逸れたもう一人で、明晰夢を使って人を殺す二重人格者。
白夜村は表向きとは違って子供たちに謎の薬を投与して実験を繰り返していて、目的は不老不死の薬を作る事。
天才的な頭脳を持っていたト・ジョンウが遊びとして庭にチョークで落書きした公式を元に今でも実験が続いていて大勢の子供たちが死に、ト・ジョンウはそれを止める事も目的だった。
で、色々あった結果ト・ジョンウの血液からしか公式を使った薬は作れなくて、一時凌ぎで100歳以上生きてた財団の総裁みたいなヤツはハメられて死亡。
ト・ジョンウとジェイミーの実の母であり、結果を出す為に自分自身を実験台にト・ジョンウの血から作った血清を利用した母は昔のままの姿で生きていて、罪悪感も感じてなさそうでト・ジョンウによる制裁によって死なないまま寝た切りに。
ト・ジョンウは村を壊滅させた事とか自分が作った公式のせいで何人もの子供が犠牲になってた事の罪滅ぼしに死ぬまで何処かの山奥だかで母親の世話をする事を選ぶ。
…みたいな感じの話だったんじゃないかな~~~。長い…長くない?と思っていたし、途中からちょっと話がよく分からなくなった気もしていたわ。
ジェイミーの特殊能力はなんだったの?ちょっと頭が良いくらい?
ト・ジョンウは頭が良い+超人的な筋力+薬剤耐性みたいなのがあったし、一緒に逃げたのに置いていかれたと勘違いして白夜村の関係者とト・ジョンウに復讐しようとしてたもう一人の二重人格者は頭が良い+独自のメソッドで対象者に明晰夢を見ていると思い込ませて現実で死なせるパワーがあったけど…。
この辺も良く分からなかったなあ、そもそも白夜村の最初の実験はなんだったんだっけ…?子供への薬剤投与で知能指数がかなり高い子達ばっかりになってたけど、そこから何を生み出そうとしてたんだっけ?
ト・ジョンウがたまたま自分の血を元に不老の公式を生み出したけど、その前は何を研究してたんだっけ…。
ト・ジョンウの事が好きだったチームの部下の女は、その父親が昔から子供を使った実験に参加していて、何かあったら使える+そいつへの復讐心みたいなのでチームに入れたっぽかったけど結局 俺は罪を犯してない!実験に犠牲はつきもの!って認識を改める事なく逮捕されてったなぁ、あいつ。
面白いかって言うと期待してたのとは全く違ったし、別に…って感じではあったけど最後まで観ちゃった。
ト・ジョンウの性格とか漫画人でしか許されない感じで結構キツかったし、超能力…とも言い切れないけどなんかこう…電灯がピカピカーってなるのもよく分からないし、細かい設定がどうなってんだろう…どうだっけ ってなる作品だったなあ。
最初の方の、ジェイミーがト・ジョンウに対してこいつ怪しくない…?って思ってる辺りは悪くなかったんだけど。
それにしても劇中のナイフに謎のモザイクがかけられてたのがとても気になる…。
マニアが見たら一発で特定されるメーカー品とかだったのかなぁ…そんな事あんのかな。