えーみーる

さまよう刃のえーみーるのネタバレレビュー・内容・結末

さまよう刃(2021年製作のドラマ)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

警察は市民を守る正義の味方。
ではなく、法を守り法を犯す者を捕えるだけの存在である。

何が正義で何が悪なのかはもう論点ではないのですね。私はこの言葉が腑に落ちました。少年法やレイプなど様々なテーマで紡がれる物語や実際の事件を見て、何故この人が罪に問われるのかと考えることがありました。ですが人間の思考ではなく、警察や公的な組織は法に則り動いている。当たり前ですよね、そんな人たちまでも感情で動いてしまえば世の中は崩壊する。

最後に女性が
「少女を殺した少年、娘を殺された父親、父親を撃った警察。其々人を殺しているのに、その罪が区別されていいのか」
と言った。非常に考えようのある言葉だと感じました。


日頃から小説や映像作品を見ていて、記者は必ず悪意を持つ人間しかいない様に感じます、本作でもそうでした。実際の記者の方もその様な人間ばかりなのでしょうか。人の感情をめちゃくちゃにして、それをお金に変えて生きているのでしょうか。その情報に踊らされる大衆も、毎度胸糞が悪くなります。悲しい商売ですね、