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どうする家康のmanamiのレビュー・感想・評価

どうする家康(2023年製作のドラマ)
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家康には10人とも20人とも言われる数の側室がいたが、秀忠は気の強い正室・江に遠慮して側室を持てず、結果として息子は二人しかいなかった。長男があまり優秀でないのに対して、次男はとても優れた才覚の持ち主だったが、家康の「長男が家督を継ぐべき」という鶴の一声で、家光が3代将軍となった。しかし将軍職に就いた彼は周囲の予想を裏切る手腕を発揮し、260年間もの長きに渡って国を治めることとなる幕府の礎を築いた。
…らしいですよ、どうやら。
最終回にて特殊メイクの御大が語っていたように、歴史なんて後世に脚色がなされて当たり前みたいなところがあるけれど。
だから、誰も実際に見たことの時代を舞台にしたドラマに「事実と違う」なんて批評は、そもそもナンセンスだと思うのよ。もちろん確証ないなりに定説とされてることはあるから、そこから大きく外れる作品に違和感を覚える人もいるのは理解できる。ただ、これ、フィクションですからー、残念!🎸
ってことで、古沢良太大河、私はまあまあ楽しめたよ。戦なき平和な世を求めるっていう一貫したメッセージは分かりやすかったし。それに強くて賢い女性たちが大活躍するドラマでもあったね。
最終回は意表を突かれたけど、1年という時間をかけたドラマだからこそできる展開だし、私はけっこう好きだな。
到底叶えられないと思っていた夢を実現することができたときに振り返るのは、共にその夢を追いかけていた人、遠い道のりの途中で離れてしまった人、成し遂げたことを褒めてほしい人。ありがとう、って伝えたい人。
そして人物デザイン、柘植伊佐夫さんだったのねー、最終回のエンドロールで気付いたわー。
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