Shiho

どうする家康のShihoのレビュー・感想・評価

どうする家康(2023年製作のドラマ)
4.3
史実とちがうやらなんやらと、あまりいい評判がなかったですが、わたしはとーーーっても好きでした

話題となったお瀬名の事件も忠義な三河武士たちもこの物語の軸となるもので、前半に時間をかける必要があったと思うな〜
この前半があったから、後半では家康の思いにのっかれた。私は最終回に大号泣しました。笑

戦だらけの世の中をその後300年も戦のない時代に変えた人が、いったいどんな人なのか。
古沢さんが導いた家康は、そんな人物としてぴったりの答えだったと私は思います。
徳川家康がだいすきになりました。

もう400年も前の人、ことで、残る資料から正解を手繰り寄せるしかないけれど、だからこそ、こんな風に紐解いてもいいじゃないかと。
それに、どんなドラマでも伝えたいものがあって、その受け取り方は自由。それを届けるために歴史が舞台のフィクションがあっていいし、大河だからそれじゃダメってことはないんじゃないかな〜。
あちこちで戦争が起きている今だから。きっとこれを届けたかったんじゃないでしょうか。
そう受け取った私には、本当に多くの人に見てもらいたいと思うドラマでした。

日本の今の平和の精神は、きっと、ここから、形になってきたんじゃないかと思えて仕方ありません。


最終回の終わり方とか、もー最高やん。
茶々の最後のセリフもすごくよかったな〜
鯉の伏線回収も見事だったな〜
小栗旬が手にとるものや寺島しのぶの出演も粋だったな〜
家康の長年の夢を実現した幸せと、老いと孤立、実現した夢の中を生きれない切なさの複雑な最期を演じた松潤本当にすごかった
最後の3話くらい、もう一回観たいくらい。

私この時代が一番好きかもしれない!!
Shiho

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