主演はジェリー・イェンと沈月の「新旧花男カップル」。辣腕編集者のツンデレ成功男子と貧しく若い女の子の定番もの。脚本も演出もほぼ定石を外れない。意地悪キャラや傍で支えてくれる友達やルームメートなど、ラブコメ要素満載。
ジェリー・イェンは素敵に年を重ねたと思う。個人的には、20年前の台湾版流星花園の時よりも、今のジェリー・イェンの方がうんと好き。入浴シーンのために3ヶ月かけて作り上げた肉体など、役に対する真摯な姿勢も好感が持てる。「つくし」役のために生まれて来たんじゃないかとさえ思う、沈月のキラッキラッした可愛さも満開。演技力も十分。・・・が、この二人が同じ画面に映るといつも感じる違和感。お互いがお互いの良さを殺し合ってる感じ。二人でいると、ジェリーの老いが、沈月の未熟さが全面に出て、どうにも落ち着かない。花男カップルにこだわらず、もう少し大人顔の女優さんをキャストして欲しかったというのが正直なところ。ただ、酷評されてるほど悪くない。
最終話ラストに流れるジェリーと沈月のデュエット（そよ風の誘惑に似てる曲？）は良かった。ジェリーの甘い声と沈月のいかにも初心者です!的な歌い方が可愛かった。
