ぱーでんねん

コントが始まるのぱーでんねんのネタバレレビュー・内容・結末

コントが始まる(2021年製作のドラマ)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

1話
お笑いを志すトリオコント師とそのおっかけの女性話。
有村架純、菅田将暉の語りベースで話は進む。語りベースは自然と何事も良いように聞こえる。
重たくなりそうな真剣な話も、笑いに変えてしまう雰囲気が芸人っぽくて良かった。
「誘う時も辞める時もラーメン食い終わった後ってなんだよ、それが1番おもしれぇよ。10年前の伏線回収してんじゃねぇよ」
自分ごととして捉えるってことも大きいけど、ストーリーの展開的にすごく好きな作品。

2話
さらっと出てきたけど、中村倫也。それに芳根京子ちゃんまで。キャストすごい豪華
「10年前夏海に振り向いて欲しくて始めたコントなのに、今では夏海のために辞めようとしている」
瞬太のケーキシーンの「消したら終わっちゃうんでしょ」は想像させられて、その上でのシーンチェンジはぞっとした。
「優勝しても孤独なゲームの世界より連敗続きで光が見えないと嘆く2人のステージの方が輝いて見えた」
菅田将暉のやさぐれた感じ、ツッコミの切れ味あっていいなぁ。
アキレス腱と「あなたを選んで良かったわ」「命を救っていただき、ありがとうございました。もう死のうだなんて思いませんから」のセリフ、それまでをコント内で綺麗に伏線回収してて、うるっときた。このドラマ、とんでもない脚本家と作家さんいるんだろうな

3話
「双子で還暦、どっちも独身」菅田将暉の繰り返し台詞。パワーワードを棒読みで言ってるの面白い。
今回の語りは妹役のつむぎがメイン。
「マルチにハマってしまうのは心の弱さだという人がいたけど、兄ちゃんは違う。仕事が上手くいかなくても、家庭が上手くいってなくても、弱音ひとつ吐かない強い人だった。周りに助けを求めない故の強さが知らず知らずのうちに孤独を招いてしまっていた」
漬物の手掴みやソース片付ける、小さな伏線や言葉にしない表現が沢山あって、本当に感心する。
「捨てられまして」の話の時、深掘りした時、古川琴音ちゃんの「それ聞くんだ?」って目だけで表現するの演技力。

4話
「18から28までの10年とこれからの人生は別次元の苦しみだぞ」