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大豆田とわ子と三人の元夫の痣のレビュー・感想・評価

大豆田とわ子と三人の元夫(2021年製作のドラマ)
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小鳥遊は「時間って過ぎていくものじゃなくて別の場所にあるもの」と表現していたが、美しい過去(かごめとの思い出)もあったかもしれない未来(八作との結婚生活)も等しく遍在していて、人間の認識によってそれらに秩序を見出しているに過ぎないという、ハードSFな仮説がとわ子の救いとなっていくという中盤の展開ビビった。

唄ちゃんパートでは医学部や都立高校での女性差別が背景にあることが示唆されていて、差別が存在することだけが悪でそれに抗うことを諦めるのも当然選択として間違っている訳ではないが、それでも最終話の唄の決意と、母娘で手を繋ぐシーンはグッときた

あとエンディングのラッパーガチャシステムがマジで最高だったので全ドラマでやってください
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