ゆう

大豆田とわ子と三人の元夫のゆうのレビュー・感想・評価

大豆田とわ子と三人の元夫(2021年製作のドラマ)
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明るい坂元劇場。
渋谷区の広いマンションに住んで、美しい容姿に生まれ、オシャレな服とオシャレな食事して、建築会社社長してて、賢い娘がいて、素敵な元夫3人に好かれながら、それ以外の人からもモテる。大豆田とわ子は誰かから見たら全てを持ってる人かもしれない。でも10話追っていくと、彼女には彼女の地獄があるとわかるし、何が幸福なのかわからなくなる。
坂元ドラマの登場人物は例え話が上手くて、こだわりが強くて、面倒な人たちが多くて良い。天然モテの八作、愛されケチの鹿太郎、社不の慎森、子どものままのかごめ、大人みたいな子どもの唄、アイデンティティを確率し損ねた高梨。全員がそれぞれ主演出来そうな豪華キャストだけど、誰も無駄遣いせずに、それぞれが有機的に作用してて、いつもながら脱帽。セリフも全部伏線回収されてるから、何回みても違う発見がある。
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