ゆう

アンナチュラルのゆうのレビュー・感想・評価

アンナチュラル(2018年製作のドラマ)
-
野木亜紀子いい。
「逃げ恥」とか「ケモなれ」に比べるとセリフが真っ直ぐで、トリックや遊びがあまりないけど、テーマは結構重いからこのぐらいの堅さがバランスいいのかも。解剖率の低さや司法解剖の現状について分かりやすく解説されてて、厚労が作る普及啓発動画っぽさもある。
法医学の権威を守り、人の未来のために働くUDIの精神は尊い。救命の医療ドラマが多いけど、司法解剖もカッコいい。検察庁へのネガキャンかと思うほど烏田検事は最悪だったけど、ミコトと打ち合わせするシーンはちょっと笑った。科学的根拠を一番大切にするのは理系専門職の仕事なんだけど、事務職との噛み合わなさが苦しいのよね。行政で専門職と一緒に働いて事務職か、事務職と働いてる専門職なら分かるはず。もちろん、烏田検事だってバリバリの法律専門職だけど、あの人は組織の中で上手く立ち回ってて、専門職特有の偏りを感じない。
ゆう

ゆう