どらどら

きれいのくにのどらどらのレビュー・感想・評価

きれいのくに(2021年製作のドラマ)
5.0
ラスト、震えた

その人をその人として規定しているのは何なのか
顔なのか
人格なのか
感情なのか
関係なのか

この作品は答えを提示しない
ラストの2人の表情は視聴者に丸投げで、そして同時に示唆的だ
見た目を気にしているのは誰なのか

五人の関係性が恐ろしくいい
切迫感と痛みに溢れていて、ひどく突飛な設定の、ある種ファンタジーなのに、とてつもなくリアルで普遍性がある
むしろその突飛な設定が、普遍性を高めている

加藤拓也という天才が、存分に作家性を発揮して自由にやった答えがこれならば、大成功だと思う。
NHKはこういう民放では到底できるはずもない作品作りを進めていくべきだと思う。
どらどら

どらどら