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あのときキスしておけばのpokotanのレビュー・感想・評価

あのときキスしておけば(2021年製作のドラマ)
3.8
全体的におっさんずラブ的な空気感あった。

1話はコメディとしては、笑えないし、中途半端感。

そもそもももちは蟹釜ジョーの漫画が好きなわけで、蟹釜ジョーの家に行ったときにトイレを拝むほど興奮してるのも違和感。例えば、アイドルとか好きな俳優・女優なら分からなくもないけど、漫画が好きであって、漫画家さんに興奮するのかな?その気持ちがよく分からんかった。

そして、スーパーのシーン。
シフトなのに、毎回2人のおばさんと片言の中国人と同じスタッフしか出てこなくて、そんな5人が固定シフトってある?

漫画家が人気漫画になったとしても、たった3年であんなに豪華な一軒家に住んでるのも違和感。
だったら、何年も人気漫画家設定のほうがまだ説得力がある。

1話最後の飛行機事故も、4人亡くなって意識飛ぶような事故ってどんな事故だよ。あとで、オーバーランって言ってたけど、全くを持ってリアリティに欠けてた。

だけれども、2話から魂入れ替わると、徐々に面白くなる。
なんと言っても役者が良い。
井浦新さん、最高。
演じ分けがとにかく上手い。
松坂桃李くんが子犬みたいで、可愛かったし、狂った役が似合う三浦翔平。
張り合う2人の姿が笑えた。
巴(井浦新)を愛でる高見沢が最高だった。

ももちのパーカーやトレーナーのデザインがオシャレで可愛い。
ついつい見てしまう。

後半は、若干コントちっくな演出が気にはなったけど、役者の魅力で、面白かった。
窪塚洋介の息子とARATAさんが共演してるのも、ピンポン世代の俺としては熱い。

7話のラストは、ももちの巴の最後の切ない想いがロマンチックで、画が綺麗だった。
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