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ナビレラ -それでも蝶は舞う-のCinemanのレビュー・感想・評価

3.0
「ナビレラ−それでも蝶は舞う−」全12話
ハン・ドンファ監督
2021年公開 韓国 

鑑賞日 2023年8月20日 Netflix

定年すぎたドクチェルは若い頃から好きだったバレーを踊りたい気持ちを抑えられなかった。
今更そんなこと始めたらみんなに笑われるかも。
そんなある日通りかかったバレエ・スタジオで蝶のように舞う若者の踊っている姿に目が釘付けになった。

【Story】
郵便配達員として家族を支えて懸命に働いてきたトクチュル(パク・イナン)。定年過ぎて自分のやることが見つけられず自分の残りの人生を考えるようになっていた。
ある日通りがかりのバレエ・スタジオで若いバレエ・ダンサーが踊る姿を目にする。
踊っていたのはプロを目指しているがスランプに陥り思い悩んでいるイ・チェロク(ソン・ガン)だった。

子どもの頃からバレエに憧れていたことを思い出したドクチュルはバレエ・スタジオを訪れてバレエを習いたいと申し出る。
その歳でバレーを始めるなどとんでもないとドクチェルを馬鹿にしていたチェロクだが・・・。
スランプに悩みながらもプロを目指す23歳の若者が先生となって70歳の素人の老人にバレーを教える日々が始まった。

バレエを通じて年齢差を越えた友情を深める2人の感度的なヒューマン・ドラマです。

【Trivia & Topics】
*本作品について。
韓国第2位のポータルサイト「Daum」で連載され、今世紀最高の名作と評判になったWEBマンガの原作をtvNが実写化して2021年3月22日から4月27日まで放送したテレビドラマです。
「ナビレラ」とは、朝鮮語で蝶(ナビ)のように羽ばたくという意味です。

*出演者たち。
実年齢77歳でバレリーナを目指す老人を演じたパク・ナインの演技が見事です。それとともにまったくバレー経験がないので撮影前に半年間毎日練習に励んだソン・ガンの美しいバレー。それを美しい映像で捉えたハン・ドンファ監督の演出の素晴らしさで語られる涙を誘うヒューマン・ドラマです。

【5 star rating】
☆☆☆
(☆印の意味)
☆☆☆☆☆:超お勧めです。
☆☆☆☆:お勧めです。
☆☆☆:楽しめます。
☆☆:駄目でした。
☆:途中下車しました。
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