ゆうめし

アストリッドとラファエル 文書係の事件録 シーズン1のゆうめしのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

フランス産の女性バディの事件ものドラマ。
フランスのドラマは初めてみましたけど、吹替だったので特にフランス感はなし。フランス感があったのは登場人物の名前くらい?

神経質で几帳面で不思議ちゃんで頭脳担当、ガサツだけど情に厚い行動担当。
よくあるパターンのバディ設定だけど、このドラマはどちらも女性なのが今風。一昔前だと男×男か、男×女で製作する流れだろうね。
あと、頭脳担当が自閉症スペクトラム症って明記されてるのも今風かな。一昔前だと自閉症設定って明らかにしないで几帳面な不思議ちゃんよね。


事件ものだけど、事件の流れはほとんどセリフで進めてセリフで解決するので、途中から「お?このドラマ予算ないのか?」って思った。
だからこのドラマは事件解決を楽しむのではなく、事件を通して仲良くなるアストリッドとラファエルの関係を楽しむものなんだなって思った。


アストリッド、自分の最大の理解者のパパを亡くし、後見人のガイヤールさんも殺されとても可哀そう。
だけど、ラファエルと出会い事件捜査の手伝いをするうちに社会に適応する努力をしつつ自立できるようになってすごい。
アストリッド、ラファエルと出会ってよかったね。


「あなたは私の指ぬき」は名言ですね。
その言葉から急激に仲良くなるアストリッドとラファエル。


最初はアストリッドを煙たがってたフルニエ先生も最終話ではアストリッドを認めてたし、ニコラもアルチュールも良い人でアストリッドには良い環境だね。

アストリッドの吹替は貫地谷しほりさん。
アストリッド役のサラ・モーテンセンさんの声を知らないので抵抗なく貫地谷しほりの声を受け入れられました。「あ」「うん」とかの相打ちが良かったです。


アストリッドの日用品を買うお店が日本人か日系フランス人がやってる日本食料品店だったり、アストリッドがお茶を嗜んだり、タコツボだったりと、ほんのり日本要素が入ってましたね。


シーズン2はNHKで2023年5月21日から放送です。
ゆうめし

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