久しぶりの韓国ドラマ、何が良いだろうと悩んでいたところ
こちらのドラマが良いと聞き選びました。
アスペルガーの少年とその周りの人々が遺品整理という仕事を通し
他人の死と向き合い、自分自身をも成長させていくそんなドラマです。
いわゆる韓国ドラマのイメージとは違う
ドロドロやこってりした愛憎などはありません。
出てくる人物はごく僅かを覗いてほぼ良い人。
爽やかな清涼水のような後味の良いストーリーです。
主人公の男の子、グルを演じた男の子がとにかく上手かった。愛の不時着に出ている子らしく、まだ17歳だそう。
アスペルガーの役は簡単なものではないだろうに…身近にいるような現実味のある自然な演技がハマっていて最後まで見れたんだと思います。
際立って綺麗な心の持ち主であるグルに叔父であるサングも優しい人へと変わっていく様が良かったです。
グルの父親と叔父、この2人のエピソードが特にグッときましたね。
実際のニュースと織り交ぜていたので切なさが伝わりました。
ある日亡くなってしまった誰かにも大切な人はいて、その思いは例えそこに居なくとも消えることはありません。
生前の思い出と持ち物ともに亡くなってもなお
大切な人へとメッセージとして届くのです。
他人の死を通して、自分自身と向き合う。
大切な人への思いに気づかせられる。
とてもとても優しい物語でした。
感動するエピソードもたくさんあり、泣けます。
癖の強い韓国ドラマが好きな方には物足りないかもしれませんが、心の浄化をしたい人には丁度いい作品かもしれません。