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ナイト・ドクターのpokotanのレビュー・感想・評価

ナイト・ドクター(2021年製作のドラマ)
3.6
病院の働き方改革で、夜だけ勤務をするナイトドクターの5人の未熟医者の成長物語で、医療物といい群像劇といい、そして脚本の最初と最後のモノローグ語りといい、「コード・ブルー」の二番煎じ風。
ただ話として違うのは、山Pのような圧倒的な存在感で実力も備えてるキャラクターの周りの群像劇ではなく、それぞれ医療技術も知識も経験もまだまだ足りてない半人前たちの集まりの成長物語ということ。
成瀬は先輩で多少実力あるようだけども。
医者たちの働き方改革というのは、新しいし今時。
ただ、夜だけの勤務って、劇中でも言っていたけど、オールマイティに知識がないと難しいし、広く浅くという知識と実力が大事になってきて、果たしてそれが自分の目指す医者としての姿、在り方として納得がいくかどうかなんだろう。

脚本が、成長物語としては面白い部分はあるけど、前半は所々雑だったり、価値観の押し付けに違和感ある部分が多い。
序盤、夜勤が【普通】じゃないみたいな脚本に違和感。
そんな夜働く人なんて大勢いるし、自分だって夜勤勤務がある。
普通じゃないの?普通って変えられるって言ってたけど、働いてる人からしたら夜でも日中でも同じでしょ普通でしょ、確かに世間一般には日中働いてる人が多いのは間違いないけど、それが普通って言われちゃうと。。。
確かにカップルの生活リズムが違うのは致命的。
また、病院で襲ってくる変質者いるかよ。

ただ、後半は、ホームレス患者の扱いであったり、臓器提供の価値観であったり、停電時の病院対応など、考えさせられるエピソードも多くて、それぞれの成長が見えて物語として面白かった

キャストが良かったんどけども、亜生の2人が出演してるのは安っぽい。
2人同時に出演してるとどう見てもコントにしか見えず、作品の邪魔をしてる。
そこが残念だった。
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