いやー面白かった!
今作は、『殺人分析班』シリーズの主人公塔子の先輩刑事鷹野が、捜査一課から公安に移った後のお話。地続きだったから、『殺人分析班』の雰囲気を想像していたら、話の展開がいい感じに裏切られて、結果『殺人分析班』以上に楽しめた。意外だったわ(笑)
公安のやり方に馴染みつつ、捜査一課のやり方も取り入れる鷹野。そのハイブリッドな手法を徐々に受け入れていく公安の面々。ここでもまた鷹野の人となりが、その優秀さが、表れてたなぁと思った。
抜かれた臓器。心臓と羽を載せた天秤。古代エジプト神話を模した殺害方法という何とも猟奇的な事件から始まった今作。捜査が進むにつれ、色んな団体が出てくるから、しっかり観ていかないとちょっと混乱するかもなと思った。
公安らしく氷室のエスが出てきたり、鷹野がエス獲得に動いたりと、結構ハラハラするような展開も多くて、見飽きることは無かったな~。鷹野が公安に異動した意味もちゃんとあったし。予想してなかった展開に転がっていったラスト2話ぐらいは特に面白かったかも。これ、また続編ないかなぁ。