物語をどう解釈するかは、読み手の自由である事を教えてくれるという意味で、とても重要な作品。流石、金田淳子先生。それだけで満点。
自分の考えや思考を巡らす面白さ、そして解放する事の楽しさであり、それはさらなる思考を促すカンフル剤となること。
最終話では、まさかのグラップラー刃牙とヴィデオドロームの共通点が浮上してくる。板垣恵介とデヴィッド・クローネンバーグという身体と向き合ってきた 2人の巨匠が真逆の方向から同じ山を登っていたのが、とても面白い。
青と橙と白と黒で統一された画面作りはキレイだった。